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静かなる
瀬戸内海
(
せとうちうみ
)
の彼方にも望む島々大和なりけり
7
「ねえ君なんか伽椰子に似ているね」「母は貞子で祖母はお岩よ」(ほのぼのラブリー短歌)
9
「新しい顔よ!」の引き換えに飛んでく古い顔を探すバイトです
2
乗り合わす人の顔 覚へなくとも 同じチャームを見て
彼
(
あ
)
の人と
21
被災地の 話をするは 想うこと そばに居ますと 募金をひとつ
19
そうめんの無限レシピを検索したけど結局普通のつゆで
3
夏の夕隣りの芝は青けれど人工芝より孫の声かな
5
絶滅を繰り返しても手のひらに鼓動を聴ける日は来るらしい
3
枝分かれ
2のべき乗
(
2 ^ n
)
の可能性くぐり抜けたる今日の凡庸
3
花の時 イヤと云いつつ 嫁ぎし身 不幸せでも 守るべき身に
12
埃っぽい部屋でくしゃみを一つしてあなたの気配を求め横たわる
1
少しだけあなたが大人なものだから 私よ つゆと答えてしまえ
2
兵となり波となりし身寄る辺なく
(
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ
)
くだけて物を 思ふころかな 048/100 源重之
9
この店を 見つけたのは わたしだよ それはいいけど 次はふたりで
2
少しだけ 涼しい朝に 深呼吸 歩く先には シオカラトンボ
28
肥後国 英雄あまた 生み出せど 当世生きる 人々もまた
8
まよなかに くちさみしくて はとさぶれ もうあらへんの さみしくしめる
7
この夏に君の笑顔が見られたら私の夏は意味を持つはず
4
八月は 暑いから酒が 飲めるぞ! 歌の文あるで 仕方なかんべ
5
被災地を憂うことしかできぬ身は郵便局で僅かな寄付す
32
にはか雨明ければ白き土用波ペットボトルを強く揺らしつ
8
早起きし高血圧を治したく内科に行けど呼ばれず腰痛
6
梅雨明けて 雲たなびくも 風神の 息に追われて 遠く散りけり
7
解かれた手のかたちさえ忘れえぬ何故と聞けずに夏は二回目
20
何もせず生きていきたいと思うのは 大好きな人たちがいるからで…
5
お見舞いに リンゴとゼリー 思い立ち おかしいやら せつないやら
22
登校の高校生ら一人行き六、七人のグループ続く
2
むらさきの
小
(
ち
)
さき朝顔 日暮れなり 夕闇の深さ 花へ滲みつつ
4
来た道を振り返ってもなぜかしら美しかったあの花はなく
27
わたくしが息子に生まれ変わったらもっと上手に生きてやるのに
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