保身してちょっとごまかす申請書 バレてなくともどこかに残る
2
黒はんぺんをこよなく愛すきみにこそ知ってほしいなカニ面の味
2
盛り上がる「終活、病気、更年期」けれど一人も死ぬ気はなくて
18
外つ国の冬の号砲耳にして 木々いっせいに燃ゆる山々
6
紫煙上げしわぶく夫と半世紀いつかできぬか逆回転を
11
テーブルの真ん中には剥き出しの君からの愛今日は梨味
7
我が家では 緑茶は春と 秋、冬で 麦茶は夏の 飲み物だった。
3
ゆらゆらと 水面みなもただよい 身を任す 波が来る日は 奥へ潜る挑戦す
4
忽然こつぜんと 姿消えゆく 影もなく 去る者追わず ネットならでは
6
はたちから わたしと自称してきたが ろくじゅうなかば おれ ぼくもちがう /日本語には主語がない「トンネルをこえると」
6
1本のビールでふたり乾杯し 今宵も始まる息子キミとの時間
8
百年後、一人になったらもう一度、会いに行くから次も愛して
8
バボちゃんがじっと見ているその先でスーモは町に馴染んでいます
9
髪と服とメイクと臍とつまさきがあなたにみられる仕様のわたし
3
上下とも黒を臆することもなく纏う理由をくれてありがとう
1
あの人の汗と努力の時間だけ「コンテンツ」って言わないでいて
2
平日のセーブポイント 割引のお寿司と推しの更新通知
2
歯が痛いの 金木犀のせいだよ と ズキズキするたび キミ想う朝
7
転ぶたび自転車のコツつかんでく父の「がんばれ」背中にしょって
21
秋雨は野良猫の鼻冷やすだろうイオンとIKEAいくらあっても
8
今だったら飛べるか柵にかけた足君のとこなら行けると思う
11
バァバァの じゃぐちをしめる てがよわい ぴちゃんぴちゃんと ぼくをよぶこえ
23
君がため いつから違うと気がついた そしらぬふりがうまくなる日々
10
眩しくてまともに顔が見れないよ 真白の中で君の名を呼ぶ
6
この日を引き延ばすために飛行機は時速三百キロで西へ
7
坂道の自分の影をゆっくりと追いかけゆけば草の香ぞする
15
留守番を 任せた自転車 笑ってる 降らぬ雨に 折りたたむ傘
7
なめ猫のカプセルトイか かわいいね ポーチならきっと使い途もある
9
金とるが いけんきかない NHK 。経営委員を 選ばせてくれ /「政府が右ということを左というわけにはいない」
4
もういちど差し出された糸を受け取る 絡まったまま終わりにはしない
8