彼氏より眷属がほしいと嘯いて返事も聞かず空へ連れ出す
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斧の柄の朽つるも知らで眺めまし散らずは花の山の杣人
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蝿が飛ぶ音が聞こえる 根性が腐っていると言われた日から
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見習いの魔法使いが雨上がり虹をえがくがすぐ消えちゃうの
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咲き続く花の梢や初瀬より吉野に渡す雲の架け橋
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どの窓にも 均等に月は注がれて 金色に光るシャンパン飲みつつ
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スイセンが教えてくれた 可愛げな人には必ず毒があるって
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ちょうどいい量のヒカリを欲してる瞳は変光星のようだね
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自分から運動しようと思うのは229日より少ない
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朝陽浴び車道を駆ける白鶺鴒ハクセキレイ 今日の勇気を少しもらおう
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愛らしい庭の地べたのクロッカス踏まれぬようにできれば逃げて!
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聞けるはずもなくあえなく別のバス乗っておんなじ街に帰った
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たとえばの話だけどもしわたしが男だったら好きになれそう?
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最寄駅 着くまでの車内に 会話はない 曇った窓に 行ってきます。と
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桜木さくらぎが池へぐいっと花の枝雨打つ水面みなもが気になると見え
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眠れぬこのままも良い枕元飲み損なったトリアゾラム
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霞めども照りこそ増され山のに桜を分けて出づる月影
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ヒサシブリ! アイタカッタヨ! ア・イ・シ・テ・ル! 只今絶賛 妄想中
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ねぇ 君が教えてくれた曲だけど 「LOVE is」何て歌ってたっけ
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障子窓 やぶれた三角からのぞく 野良猫の目のこちら見る丸
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行き暮れば一夜宿貸せ桜花誰がゆゑ入りて惑ふ山路ぞ
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「これいいよ!」 サザンのアルバム 渡すキミ 今も聞いてる 先輩も聞いてる? 
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満開の桜の陰で鳴きながら愕ごと花を落とせるは鵯
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夜にだけ短歌の神様降りてくる なぜなんだろう静寂のせい
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桜は雨の日に見るのを好む幹くろぐろと花がきわだち
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午前時「キミが初恋だったんだ」 急な告白時間が止まる
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意味のない夜ふかしさえも金曜と土曜の隙間に溶かす春雨
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コルチゾンアドレナリンか崖っぷち外観以外全部変身
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この時代 意外とあるのが 喫煙所 吸いたい人が 結構いるのよ
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チューリップ 「来年こそは植えよう」と 確か去年も 後悔したな
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