男子会 思い出話 花が咲く 讃えたきかな 友の勇往
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笑うとき目が細くなる僕だから 君の顔だけ覚えられない
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駅で見た鳩の姿の中学生 わたしおとなになっちゃったんだ
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夕立のときだけ思い出してみる傘をなげうち駆けた日のこと
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ルービックキューブのようにこの恋も解けたらいいのにばらばらのまま
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風逸る交わした袖の香をもとめ唐紅の川向こうへと
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プリプリの 「M」ってほんと染みるなぁ あなた忘れる勇気欲しいよ
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プーチンの敵がみなさんいるじゃないおもむろに出すボタンがひとつ
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ねぇもっと触れて捻って君の手で変えて欲しいの私は粘土
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高校の友は今芸人メディアでずっと見れるなら惚れときゃ良かった
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鳴り止まぬ通知 吹き出しドミノ倒し 言えばよかった「返信不要」
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あなたの手白銀に見え息を飲む美しさはあなたのものだ
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「声高き男は信頼されにくい」思わず自分も声を下げてみる
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獣医さん猫の名前をちゃん付けで呼ばれるたびに吾が答える
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「さりげなく実現できる垢抜けを」 コピーが踊る 髪色戦略
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怒られて懲りた顔だけ巧くなり今日もわずかに大人びてゆく
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もちもちに行かなかったから怒ってる? それは相談でなくて惚気
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日追うごと貴方あなたの面影薄れてく 日にち薬が効いてきたの?
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今もまだココロの支えなってるよ その言葉だけ届けてほしい
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だるいがこのだるさがちょうどいい 清掃パートを終えてホッと力抜ける
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雨音が無音の部屋に響いてる 子守唄のような包み込むリズム
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イヤフォンを外してもまだ聴こえてる リズムとおんなじ歩幅であるく
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明日世界が終わるとしても絶対好きと言わないままでいるから
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すきですよあなたが死んでもすきですよ、犬になっても猫になっても
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ケーキを切れなくても今日はやってきて3000円をまたツケていく
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『とてもよくできました』もらった吾子が誇らしそうに突き出すテスト
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もしもいま あたしが死んで火葬され 灰になってもずっとそばにいて
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鳥達の水浴び跳ねる水しぶき夏が来たよな日差しを受けて
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けだるくて としかと観念 ふりかえりゃ 六回目接種 ちがうメーカー
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君となら向かい合うより横並び 映画みるよりコンサートがいい
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