撫でられて嬉しいらしい 自慢げに「羨ましかろう」とこちら見る犬
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犬を呼び 布団の中で温めて 狭い寝床を共に分け合う
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我が行く手を遮るそれは透明でぶよぶよとした膜のごときもの
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鉄風の吹きて渋谷の黒か青。 宵に別れて夜明けを想う。
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社畜ゆえ なんの元気も起きぬまま 死なないために よく眠るだけ
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冬の夜あなたを思い涙する 私をそっと癒やすあめ
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お互いを守る理由で離婚した私もそんな約束だった
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そういえば 今日は何も していない ほかには無いな こんな贅沢ぜいたく
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眠れない。夜の空気が澄んでいて。余計なことを考える。
4
うたかたを泡沫と知る美しきことを哀しきことと思いぬ
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過去は過ぎた。未来はまだない。今しかないから今を生きる。
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考える考える。一人は時間しかないから、考える。
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やりたくないが言えないまま、無駄に優しいおとなになった
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まあ素敵な毒リンゴローブのあなたにアップルパイを
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旅立ちに 携える物 無いけれど はみ出るほどの 想い出詰めて
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神様も寂しさ埋める為人を作ってちやほやされたかったの
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内海うちうみの小春日和を背に感じ猫ってこんな気持ちにゃんだな
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しのびよる 寒さにかまけ 部屋のなか そっと背中に 顔をうずめる
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短歌うた読めば心が踊りまた短歌うたを詠もうと気持ちがわいてくるよ
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初おでんトロトロトロ火に出汁香り銀杏祭りのギンナン入れよう
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われもまた御賃金には抗えぬ 二十五日の待ち遠しさよ
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慈しみ 育てた我が児の 亡き骸 拾う姿は 火鉢かな
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何あった人形劇で手首だけ「冒険に行こう」と拳上げ
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うっかりと飲むとこだった 葉っぱかと思えば 羽虫がお茶に飛び込み
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思い出と呼ぶには痛い夜だけを挟んだ本も捨てずに生きる
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我慢とか折れるを選ぶこの私あらわにさせる相手の機嫌
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病床で歌う「ふるさと」ゆるやかに かのやまの忘却わすれゆく人
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車内にて若き日の曲流れきて日暮れ灯ともる頃も麗し
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風凪ぐ夜 マスク外して深呼吸 お疲れさんと半分の月
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お別れは 寂しいものと 思いきや 相手はさほど 気にしないもの
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