ベランダで乾いているのかいないのか 今日も決めかね 夜が明けてく
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お風呂前 不器用な君 詰め替え用 構わず注ぐ とろとろと
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靡かせた 君のドレスは 美しく 目を閉じたとて 鮮明に
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誰を想い 髪を切りけむ 泡沫の 一時なれど 頬を染め
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そうね生まれ変わったなら一度だけ 月を運ぶ仕事をしたいね
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そう、おどけているのです わらってふざけて 死を忘れ去りたいだけなのです
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君までも 遠くへ行ってしまうのか 張り紙揺れる 磯丸水産
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資料庫の冬の深夜が寒いので人肌恋しと泣く鉄の処女
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分け合った すべてを半分恋のシェア 涙や夢や時間や愛や   
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冬の夜も足取り軽い千鳥足月と語ろう今日のあれこれ
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肘ついて歌を作れば憂さも晴れ没入感に浸るレジ横
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バツイチの隣の席の猥談にこの一杯で帰ると決める
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お出かけ用お守りブレスに付け替えて 明日で連チャンひとまずラスト
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一人酒頼む順番間違えて心はここに有らずと気づく
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底冷えか小春日和かどっちかに コートに悩む 更年期やだな
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煮え切らず家に帰らず行くおでんカラシ多めに食べる哀しみ
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遠足の帰りの電車ゆらゆらと 歩き疲れて夢の旅人
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末永く いつの世までも 幸せに 祈る思ひを ミンサー織りに
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うたかたの世と思えどもシミュレーション仮説受け入れ難き不可思議
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隣人の ギターの音を 聞きながら 小さく唄う 歌うたいのバラッド
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朝ぼらけ芯までじんわる露天風呂熱海あつきうみより日の立ち昇る
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一本の甘めの酒を分け合いて三人で祝う姉の傘寿を
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さようなら 愛のない街、東京で 思い出すのは煙草の煙り
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白杖を持つ奥さんの手を握り左右確認年老いた夫(つま)
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タバコ嫌いのあなたさえ 真冬では 口から楽しげにけむがでる
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実際いくらか吸い込んでいるのではないだろうか夜空は 魂
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大なり小なり 何度も喧嘩しても 干す靴下はとなり同士
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待っている時間はとても切なくて 歌口うたくちずさみ空を見上げた
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「ここで一句、一首」といい直すきみにうたは二、三度暖かくなる
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電脳をめぐる通貨に運命の二択を迫る表裏はない
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