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夏の夜の月に音色はこだましてラフマニノフの鐘は響きぬ
3
幼子の生に照らされ目の端に 映る死の影見ないふりした
3
文字を追う目にはたしかにあの頃の 筆跡映る他人のような
2
採点はほたるのひかりとともにある丸をするたびチカチカひかる
2
儚いな人間死ぬときぽっくりと酒を飲んだのでそんなことを
1
眠れないスッキリしないそれでいて何か求めて得られはせずに
4
白亜から一見舗装されているぐらぐらの路 手の甲でさわる
0
その腕の濃い紫の血管を親指で這い
生血
(
いきち
)
を感ず
2
雨さへも美しくある休日は銀の音色に本をひらかむ
3
各停を降りると耳に蝉の声、果物屋には瑞々しい桃
4
ソーダ水 向こうに陰る 琥珀の目 会えない間数えた月日
1
鳳仙花指ではじける性さへもまだ知らぬらし夏の青き実
3
にんげんの数だけこみゅにけいしょんのやりかたがあり困惑がある
6
家家はそれぞれの
夜
(
よ
)
の灯をともす黄色のまどにオレンジのまどに
2
放ちたきことを素直に放つ花たかき空へと鳳仙花飛ぶ
4
しんしんと屋根ふむおとにめざめけりあさいちばんの瓦屋さんの
4
あかね飛ぶ稲穂の波のただ中の軽トラの背で見る空の色
6
寡黙なる赤き実をただ添へてみむあさなゆふなの白き窓辺に
5
白き実を食み白き鳥となることをおしへてもらふ西風の日に
4
幸せの青き鳥なら鳥かごにいつも歌へり誰も知らぬまま
3
湧き上がる
此
(
こ
)
の感覚を
留
(
とど
)
め置く 溢れ噴き出し止まらぬ
其
(
そ
)
れを
3
食卓の桃から梨に変わる頃 レベル18の君の旅もおわる
1
灰色の「こんなはずではなかった」の雲のなかにもささやかな虹
4
みづ色からあかね色へと風の街ゆつくりひらく天空の下
3
時とまれカルーアミルクの喉焼けよりずっとずっとずーっと甘ったるくて
1
白と黒だけで世界をこんなにも色鮮やかに描けるのに
4
両の手で頭を抱えふと気付く頭蓋骨って丸いんだなと
6
轆轤からはみ出た土は戻されて 焼かれて割られ これは僕だよ
1
星よりも明るいあなたといい気分 すぐそこの街 駅の温もり
2
築十年2DKの心臓に同居している夢とトラウマ
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