Utakata
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桐山
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短歌初心者です。暖かい目で見守ってください。
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夢の中ぐらいは希望に満ちている 日々で染まれば死ねるのかしら
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ふとくぐる暖簾の先の瓶ビールと 野菜炒めが死ぬほど旨くて
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これほどに鮮やかだったか銀杏の木 大事にせねば心のゆとり
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母親に教えることが増えた今日 嬉しさ半分寂しさ半分
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道端に寝転ぶ猫とじゃれてたら 気づけば夕日出ていたあの日
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子を産んだ友と久しく再会す 懐かしいだが知らない顔で
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喫茶店苦手なブラック注文し あなたの隣少しの背伸び
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美しく魚を食べる細い指 無愛想でも惹かれる君に
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灰皿で汚れた僕と排気ガス 綺麗なものがよく見えてくる
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薄暗い階段に響くグリコの音 姿見えずとも互いに微笑む
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坂道のテールランプを追いかけた ご近所さんのカレーの匂い
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草花が枯れゆく秋に身を結ぶ 寂しく強い花を愛して
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髪や服背丈がいくら変わろうと 言葉と心あの日と同じ
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嘘つきの高級ディナーなんかより あなたと笑い食むワンコイン
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海底で指せども指せども光遠く 駒音だけが確かな標
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性別も歳もキャリアも体格も 盤を挟めば無に帰す尊さ
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君一人に届けと願うストーリー 返信来ずともそれでもいいと
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サヨナラも言わずに行った君だけど 残していった歯ブラシ1つ
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終末の予感漂う夕焼けが いつかの映画瞳に映し
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お身体に障りますのでほどほどに 承認欲と自分探しは
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そこかしこ鳴る音源が耳障りで 広告レスに一人ベトナム
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カウンター強めの酒を呷る君 僕のことなど見えてない様で
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麦酒より美味い飲み物探すこと 生きる意味などそれで充分
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誰そ彼時街の向こうに沈む陽は 誰も知らないどこへ行くのか
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動けない理由を探す時だけは 何故か機敏に動く不可思議
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携帯の充電がまるで我々の HPでもあるかのようで
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段々と近づき迫る街の灯と 旅の余韻と疲れと君と
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部屋に君置いて一人で飲む珈琲 文庫片手にミルクは入れず
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ふと入る喫茶の窓に映る我 忘れぬような忘れるような
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会いたいと思える顔が浮かぶ夜 生き足りないなまだ死ねないな
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