いくつもの髪との別れ嘆くより君と帽子を選ぶときめき
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我が宝付き合い薄い知り合いの子の成長を喜べる君
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まだ何も出来ていないと思いつつ寝転ぶしかない夏が言い訳
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あなたへの想いを砕いて夜へ撒く 今日もきれいな星が流れる
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このままさ心中できたらいいのにね あなたをなんて止めたらいいのか
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中元の人気はやはり個包装 あっという間になくなるラスク
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愚かだと 他人に言われて ありがとう 知っていますと 嘯く私
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カーテンを閉めて 妄想するのはタダ 隣がチェット・ベーカーでもいい
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水鏡みづかがみ 雲霧留む 綿管わたすげ彼方あなたを示す 白し燈と見ゆ
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日常に幸不幸を積み上げて 一粒残った幸こうこそ生き甲斐
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それは人の間に宿るものだからすべての人が消えれば消える
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憧れの人生初の替え玉をすすりて満ちたお腹も月も
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ゲン担ぎデコボコ道もポジティブな君のえくぼを小指でポチる
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ドラマ界謎や複線回収で探偵ばかり増殖中か
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満面の 笑顔がいつしかニヒルな笑みに 変わらぬ強さ俺にもくれよ
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「傘貸すよ。」じゃなくて「泊まっていったら?」に変わった 戻り梅雨の7月
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二歳児の鼻歌猪木ボンバイエ いつの間にやら闘う魂
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先人は 会うは分かれの始まりと 言うけど会わなきゃ始まらないよ
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お湯出しの麦茶を作る音立てず 寝てる家族を起こさぬように
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平日と同じ時間に目が覚める そうか俺には休日はなかった
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3の時の体重まで痩せた 目標までは10㌔あるけど
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横顔を見つめていたい だから君はずっとあの子を見つめていてね
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狂おしい 構ってほしい 金欲しい 色に溺れて 死にゆくからだ
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自分くらい私を愛してあげよう 歳経る毎に人減るのだから
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一目さへ見ざる他人は白雲といへど此岸に影をつくりつ
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新郎と思い出話したくても 近づきがたい白い装束
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見えてれば 無駄な心配 しなくても 藪の中まで 入ることなし
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天候も 真理を知れば 予測でき 少しは傘も 役に立つわけ
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まず光 真理を学び 法則を しれば車も 自由に乗れる
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暗闇に 手探りすれば 欲しいもの 見つかる代わり 蠍を掴む
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