垂乳根たらちねのしわしわ顔のばあさんが赤子の声に振り向いて笑む
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喜寿傘寿きじゅさんじゅ集まるお医者の待合で皆が一人の赤ン坊見る
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可愛くて友達もいる恋人もならイラコンの賞は譲れよ
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ヒーローも敵も私の夢の中とオープニングでは踊りを踊れ
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最終回子供を守って死ぬ君に置いて行かれて現行が終わる
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うたを詠む度に時間を選り分ける 残り全ても生きてきた人
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手間なれど作れば安しと鶏ハムの雑煮のおかずの特売の日に
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生協のカタログ写真鵜呑みして 届いたローストビーフの小ささよ
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懐かしさ 覚えて馴染む 我が母校 残る記憶も 去りゆくままに
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厚いコート着る季節なの 早すぎる時間が僕を秋に置いてく
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幼き日 雑誌にて見たり 若き寺尾 真冬の訃報 往時を思う
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トナカイのあかりをつけて孫おどる 幻の日々遠く去りゆく
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ぜんそくのこどもの病室あかりがみえる 明けないよるをなみだぬぐいて
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あなただけ あの日交わした 約束を 写真のキミに 問いかけてみる
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むらさきの朝の空気の清らかさ君の奏でるフルートのよう
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始発電車、久々眠い皆さんも💤朝寝痛勤
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医療にもダイバーシティをと新年は夢のクィーンズ・クリニックせむ
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寝る寝ます寝る時寝れば寝ない寝ろ 寝れない下一段活用の夜
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他人だが我が膝の上に座ればと言ってあげたい満員電車
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生きる意味問われて答ふ 朝の来て また生きられる!空の青さよ
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耳垢は おもったよりも ねぶかくて ひっぱるといたい ぬらしてはがす /薬で濡らし週一治療
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「無理するな」友のいつもの声ありて 少し笑って無理する私
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午前二時二十二分の暗闇に 希望灯しつ 歌詠む我は
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あなたなど忘れていると 言いながら 心の奥に 嘘の種植え
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辛いこと 話してみれば少しだけ 楽になるのが心のシステム
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おろかだな 「置いてかれた」とか思うなど 別に一緒にいたわけじゃない
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「サンタさん 園長せんせ なんだよ」と 耳でささやく 孫の複雑
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三月の 日差しのように 冬の日を 慰められる 我になれたら
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野を焼いて凍える山を越えたなら星に願いを海で死にます
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老人と子供に席を譲るマシン幸せなんて願えないけど
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