ありがとう こんなにつらくわかれても つよくつよく おぼえているから
8
気づいたらADHDのみこんで秋の光を頬に集める
9
もう泡になるのはイヤだ叶わない恋ならそうと言っておいてよ
7
湯に浮かぶ まぁるいふたつの 膝小僧 そこだけ風邪を 引くのだろうか
16
老若男女犬猫赤子の区別なく敬意を持ってひとみしりする
5
十二時の魔法が解ける この紙がやらなかったことリストに変わる
14
夜半よわすぎて なぜか腹減り 食うべきか 悩みつすする コーヒーの味
3
一日いちにちを 振り返っては 書き出して 記録と日記 でもある短歌
9
無心とはどんなだろうか青空に形を変える雲を見ていた
24
折り紙の折り方記憶に残らない完成品は確かな証拠
10
なんでだろコーヒー飲んでいざ本を読もうかまでで終わる秋の夜
15
泣く事も腹立つ事もミュートする紙で造られ開花した薔薇
12
十歳も年下の子と話すならそれなりの態度と責任を
4
告白の虚構性にて成るものを買いためて自己という旅
2
君たちが思い出にしたこの場所を 駆け抜けていく強さが欲しい
10
冬の朝 一番乗りの教室に 神様のいた 陽だまりのあと
9
1つ 微笑みながら 泣きながら いろんな人が 見てるんだろな
25
野良猫はかわいい勿論罪もない 君を愛する人が憎いよ
2
野良猫はうちの畑で嘔吐をし、鴉を殺し、隣家に帰る
2
野良猫に名前を付けて叫ぶなら お家の中で飼えば良いのに
5
10年も日夜を問わず呼ばれたら だいちゃんだって疲れるだろう
2
大声のコンテストでもあるのかな 住宅街で猫の名を呼ぶ
4
iPhoneのアラームよりも強力な深夜2時までのだいちゃんコール
3
気がつけば市役所北の信号は何処にでもあるあんず色の陽
4
ムレスナティー飲み放題を見つけたり 紅茶派としては魂ふるえる(行きたくて行きたくて)
3
幸せな微睡の中現実に引き戻される 隣家のだいちゃん
4
年金者集めて格安バスの旅宝石店への立ち寄りも付け
8
みじん切り、輪切り、ぶつ切り長ネギを冬に備えて冷凍保存
11
天覧の競走ありし日であれば御法度も許されるべきである
1
君の瞳に誰が写っているのかも 知らない僕が出した手紙は
6