味噌汁に 細かく刻んだ 春キャベツ 思い出の味 きみのみぞしる
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どの歌も全て景色が見えるのはたぶん気分が今日はいいのだ
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帰り路を急ぐ雁がねのどかなる春の心を何厭ふらむ
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親切な課長に助けられているメイクアメリカグレートアゲイン
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近頃はスマホを見てると目が痛いメイクアメリカグレートアゲイン
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暑いのに暖房をつける人もいるメイクアメリカグレートアゲイン
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せっかくスマホ置いたのにピッポッパってすぐに呼ぶ繋縛けばく でしょうか
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今窓をぎょと鳴きながらズタんバタ横切り去ったったあれは白鳥
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木曜と思っただけで気が軽い今日は何かが有るか無いのか
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火に懸かり口けもがくしじみらの悲鳴を湯の立つ音がかき消す
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乱射事件 避難啓発ビデオ見た午後は あなたの帰りが嬉し
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自転車は降りて通行してくださいメイクアメリカグレートアゲイン
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桜花まだき咲くやと心さへ上の空なる峰の白雲
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花を待つ心は夢に白雲のかかれる峰を訪はぬ夜ぞなき
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枯山のどこに居るのかチョットコイチョットコイと鳴く鳥がいる
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不満でもそれでも良いとあの方はおっしゃるだろうだから良いのだ
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おぼろ月 霞む姿も 美しき 月よ私たちも 美しいか
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恋の矢が 心射抜けど この我が身 絶ゆる事なく ただ涙する
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降りしきる 桜の花びら浴びながら 貴方も何処かでこうして居るかと
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恋占い 信じないとは言ったけど あまりに悪けりゃ 一応凹む
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かんぺきな宇宙をつくる同じガムかんでレモンのキスをするとき
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「もう!やめて!」 こども扱い 拗ねたふり わざとなんだよ 彼が必要
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桜月 ああ、暇乞い 名残惜し 思い出語り じゃあね、またね
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殭屍の御札の下の貌は生きてた頃は優しかったね
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灰空に光芒差しても進まない逢魔が時の渋滞と雲
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何もかも自分のせいと考えてみても出口が見えざりにけり
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別れとは予告なく来た方が良い余命知りつつ生きる苦しさ
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脳内でしゃべる暇なし貧乏人。災いこれ即福と出まして
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燦然と 輝く陽射し 凛と受け 白梅告げる ひとつの区切り
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虫を喰う花が閉じてはくように抱きしめるから別れてくれる?
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