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Angerの あなただったか Ankerは いなくなった日 失った自制
1
韻律の棹を逸れゆく雁にして嗜みほどの薄ら髭もつ
2
明朝体フィルムカメラの文字列は 耳のそばでシャッターを切る
1
この夏の思い出が欲しかったんだ 言い訳ばかりの線香花火
2
ガチャガチャと偶然を楽しんでいるつもりだったね君も私も
2
この指に露店で買った百円の指輪でもはめて好きだと言って
1
幸せに 良い思い出だけ 持ち去って 愛したことは 後悔しない
2
あやまちを犯さず挫折もしたことのないひとのいう『普通』がこわい
8
「夏が来て」ここから先が歌えない 夏が来てなんだ? 恋でもするのか?
1
絶望を 肺にありったけ吸い込んで 交換しようか 蠱毒のように
1
うまいものたらふく食わされ艶々と円く描かれるわたしのおなか
0
寝転んで 畳の縁の 文様を 数えてあそべる夏は過ぎてて
3
シャワー機が 木枯らしのような 鳴き声で つまりそれだけ 年月を経た
1
本棚にガラクタばかり載せたから廃品として本を手渡す
1
「かったるい」の「たるい」のことを考えて「かっ」を無視してすみませんでした
4
睡蓮を水蓮と書く陽気さは結婚したら消えちまったよ
2
臆病な指が「あそぼ」を消していく
流行病
(
はやりやまい
)
を言い訳にして
6
冷房に当たってすっかり固まったからだを起こし朝で解凍
2
聲のない祈りをさけぶ人間は厠にくねる一本の管
6
好きな人 僕のいちばん そばにいる 出会いは不思議 じゃなく必然
0
湖のような孤独に身を沈め肺まで満たせモネの青色
1
8センチヒールで高くたかく跳ぶ 過不足ゼロの強さがほしい
1
夏の夜 臨海浮かぶ烏賊釣りの 灯りか酒か 赤面の父
2
天才が撒く銀テープ拾うのは喜びしかないマジで真面目に
7
刈り払い機雑草を薙ぐ夏草の匂い巻き上がる夏の中庭
5
消毒液をひたひたにひたす少し待つ一方向にサッと拭く朝
5
腕まくら するのはいつも 左腕 右手も君に 拉致されながら
0
朝顔が花を咲かせるベランダに
季節外れの粉雪
(
除き忘れたちり紙
)
が降る
1
水滴が煮立った油で跳ねたよに 七年前は何してたと 蟬
6
遠くから近づいてくる夕立を感じるタイムラインの「雷」
6
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