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何ゆえに 同級生も 会えざるに
縁
(
えにし
)
切れしを 悟るる初冬
4
二十年 渋谷で遊び 時は過ぎ 街は変わりし 淋しきの冬
7
地球儀のように世界を縮めれば きっと二人で回る惑星
3
枯れ松のように無欲でいられたら 葉桜の君を願わないのに
4
龍はシルエットか顔アップにするか色は?文字は?の十二年目を
6
ベッタラよ こがれてつけし老いふたり 十キロのダイコンふらつきつつも
14
幼き日
息子達
(
キミら
)
はたくさん旅したよ 「覚えてないよ」とひと言、
哀
(
かな
)
し
7
「お疲れのようだね」なんて誰か言う 疲れることに疲れる師走
6
片付け本星の数ほどあるけれど いつもの部屋に見せてる素顔
12
今年こそ 何かしようと
十二月
(
じゅうにがつ
)
ここまでくれば
全部来年
(
ぜんぶらいねん
)
12
イチョウの葉キラメキ落ちて静止する畑に広がる冬眠のケット
9
あちこちで紅葉はゆれて
彩
(
いろ
)
放つ 細くなる陽の代わり務めて
6
秋スタンプ さすがに師走使えなく 冬の新作焦って探す
7
ちま猫の甘え声聞き ひとやすみ 帰ってきたよ おかあちゃんだよ
8
去年まで使った飾りが見つからず裸のままで立ってるツリー
10
いろあせてペアーのこけしおもい秘め はなれてさびしひとつずつ待つ日
9
「馬鹿だから分かんねえや」と言ったけど、そんな話をしたくないだけ
12
消火栓 使い方など 知らなかた ホースしまうも 訓練のうち
5
スマホにて新刊いちおうチェックしつつ わが猫
(
こ
)
のオヤツ気になり急
(
せ
)
く帰途
5
断捨離は「まだ使える」が口癖の夫居ぬ間に情け容赦無く
15
ひと月の過ぎたるを矢のはやさだと喩うは多事も怠惰も同じ
4
永遠を求めたところで叶わぬとおのれの
性
(
さが
)
を知ってのことです
6
ドキドキが! 鼓膜を伝ってスピーカー 遅れた青春きたかもネ
0
ミニカバン ひとつ買うのをあきらめて 暖房避ける母に冬ズボン
11
冬の街ダウンのステッチ翻り漂いたりや年の瀬の気配
4
さよならは 寂しいけれど また次の 出会いの為の イベントである
2
新しい 世界に足を 踏み入れて 毎日新たな 発見続く
4
雰囲気で 真面目な話を してみたり 時が何かを 解決したり
4
賑やかな 昔をふっと 振り返り 静かな今も 悪くはなくて
5
他人
(
ひと
)
が言う 恋の話に 口出しは 馬にけられて 終わってしまう
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