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花よりも風より月でそれでいて鳥だけ動物なものってなに?
3
記憶など捨ててしまえと言う君の若葉のように柔らかな脳
25
入り口は開きっぱなしの黄泉の国不意に逝くのも飛び込むも良い
9
雲覆い星無き夜空
慰
(
い
)
するごと 航空灯の赤い
瞬
(
またた
)
き
14
「かわいいね」「その服いいね」言うことも出来ずただ好きでいる電話越し
8
毎日を生きているはず でも何故か 日付も曜日も記憶から消えて
6
マシンなど必要ないよ毎日が 矢のように過ぎる大人の仕様で
4
傷口の治る手前は痒くってまたしてもまた
瘡蓋
(
かさぶた
)
を剥ぐ
14
私もう酸いも甘いも噛み分けたから 終わりでいいです譲ります
6
愛子さまも 猫の写真をお撮りになる 動物好きにてあらせられます
12
今日のためおろした赤いハイヒール ガラスの靴にはなれなかったな
10
「エサをくれ」「早く寝よう」と鳴く犬の ちいちゃな自我がとてもかわいい
8
海馬には 嫌な記憶が 染み付いて。この壁の色 少し似ている。
7
こ〜〜んなに、なが〜〜いテープ、どうするの? はしゃぐゴロリを封緘する
3
北海道ニッカウイスキー「まっさんの」試飲惜しみて土産が重し
14
灯りつく小樽運河を見下ろして
息子
(
こ
)
より賜いし「金婚」へ宿
21
苦しみは 必ず終わる そう信じ 光差すまで 荒野を歩く
16
父母に笑って手を振る木馬から空見上げれば眩しい光/(思い出)
21
母の味毎回違う出来上がり ここに至って手抜きの技なり
10
旅路にて カクテル作り ほの暗く 語り尽くそう 今日の思い出
9
晴天で 気温二十度 湿度五十 こんな日が長く 続けばいいのに
8
暗がりに灯りが映える新月は見知らぬ人も期待を込める
10
シロじゃない でもクロでもない ロクデモナイ 曖昧なワタシ アスファルト色
6
わたくしにロマンスが降る確率は完全無欠の0%
3
梅雨の影遠き初夏の木陰にて炭酸開けたシュッという音
9
水無月に 成長早い 草花の
生命
(
いのち
)
の息吹き 夏間近かな
12
「レシートを…。」声(?)かん高きセルフレジ去りつつなぜか背中が寒い
10
木漏れ日の「三浦文学」記念館 綾子の椅子で光世を偲ぶ
15
12
時に
2
人で長針見つめれば 今日を越えずに一緒にいられる?
9
ジーパンを 長く
穿
(
は
)
き
込
(
こ
)
み 色も落ち ボロボロじゃない
育
(
そだ
)
ててきたの
9
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