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怒ったら 法事に来ない人のため 我慢していた私はバカだ
2
珈琲の 香り楽しむひと時に 先人たちの かたりが色添え
4
春霖うるわし 朝のとき 窓越しに見ゆ 葉打たれしさまを
5
あの頃に 感じた輝き そのままに 今でも好きな 君の好きな歌
9
怒ったら 親の法事に誰も来ず 我慢してきた自分がばかだ
4
しょうもない会話で笑い転げてる それも幸せの一つのカタチ
13
急ぐ朝トイレペーパーの端っこも隠れた猫も出て来ぬ法則
13
カッチリと難儀な固さや仏前に線香手向けんお彼岸近し
11
お手製のケーキではじめる朝もよき 2日目ちょっとパサつく手作り
8
起きてふと見ると 引っかき傷がある そういやねこがはしゃいでいたっけ
8
あたらしい風がクレームブリュレのような季節をつれて疾走している
4
幸せは孫をお菓子と小遣いで仕込んで嫁に歯向かわすとき
9
お返しは 何がいいかと 聞くあなた 「低糖質の」 と返すわたし
10
啓蟄の一週間過ぐ今朝の事初登場のワラジのそのそ
10
雨上がり 澄んだ空気と 貝寄せか 桜のほころび 嗚呼待ち遠しい
7
その
上
(
かみ
)
はいかに照りけむ梅が香に霞む浪速の春の月影
3
頭では完璧と思う台詞でき 口出た瞬間チガウそうじゃない
9
大楠の幹は雄々しく根を張りて 太古の歴史静かに語りぬ
24
経る歳の 時季越え思う 妻と吾 来世の縁
(
エニシ
)
如何になるらむ
8
言葉とは抜け殻らしい 口にすれば響きは残る あの人のこと
5
背に負ひて山路を下る里人の柴木に挿せる梅の一枝
10
霞むにも名残ぞ惜しきたち出づる都の空の有明の月
4
東風
(
こち
)
吹けば御牧の駒ぞ
嘶
(
いば
)
ゆなる
美豆
(
みづ
)
の入江の水温むころ
3
世の中のすべてに勝ってみせたくて、一人セブンのカツ丼を食う
7
まっさらの布に型紙並べ終え息を整えハサミを入れる
17
細き身で微笑み返す桜草 篠つく雨に泣きても立てり
15
わらべらはランドセルしょい水たまり 雄叫び上げる雨のおまつり
15
怖ろしい 現実を見て 逃げ出した 己の過去が いまだ尾を引く
2
いつの日か 夢から醒めて 現実を 目の前にして 立ち尽くすのみ
2
現実と 格闘すれば 現実は 飼いならされた 愛犬となる
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