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禅の声 自然と一つ 流れ行く 生きることとは 何かなすこと
3
独ソ戦 三千万の 犠牲者よ 憎悪の構図 今尚消えず
2
カーブミラー カメラに違へり。写す影見れば、孤悲の結果をば知らる。
3
鎌をあて、鳴く鶏ぞ思ゆべき。 向日葵あらず。なべて刈られり。
2
僅
(
はつ
)
かなる
七日
(
なぬか
)
ばかりを
啼
(
な
)
く蟬の
假初
(
かりそめ
)
なりて命なりけり
2
故郷の阿武隈荘に寝てをれば午前六時に鐘の聞こえる
10
建売の家はやばやと売れたるか洗濯物のベランダに見え
7
電話より少し震へる音聞こゆガンになりしと友人の声
7
庭で蚊に刺された キンカンを塗っても塗らなくても治りは同じ
5
朝早く散歩に出ても夏の暑さ 左右から蟬の声がうるさい
3
二階に来てはダメと言ってある犬が寂しいのか時々ドアの前にいる
9
嘆
(
なげ
)
いても 過去に戻れる わけもない むち打つ身体に 今日も謝る
6
冷や汗で 目覚めみれば まだ深夜 耳中の蝉は 今日もパワフル
6
心臓が 揺らぐまいと 踏ん張れど 脈は正直 トットットトト
6
風呂上がりすっぽんぽんで右左
扇風機の風
(
せんぷう
)
を受く夏の快感
11
日常を非日常へと変えていく 君の笑顔はスペースシャトル
4
一寸もない虫にある魂はいかほなどと小蝿潰しつ
11
新宿の鳩は丸々太ってる 空飛ぶことを忘れたみたい
8
あれよりもサイレン鳴らす要のある熱中症警戒アラート
10
夢抱き明日を信じて立つ姿 終わりを知らぬ青い春の日
3
反応の有無は問わない伝えたい あなたのファンがここにいるよと
4
いつからか 道行く誰かに 恋求む 愛されるなら 満たされるなら
3
晴れた夜 夜風になびく 黒髪は 月光に照り
白絹
(
しろきぬ
)
のよう
3
珍しく 眠れぬ今日を 振り返り 朝日を求め 知らぬ間に眠る
4
河川敷で花火をぼーっと見つめる夜 涼風がふわりと背中を駆ける
4
夜十時 花火帰りのバスは満員 興奮・思い出 みんなで運ぶ
5
恋を
愛
(
め
)
で 失った日々
懐
(
おも
)
い出は 炭酸混じりの ほろ苦い桃味
2
サヨウナラ たった5文字の 言葉には 語り尽くせない 想いがこもる
4
バンバンと空に光るは芸術品 記録・記憶にみんながいそしむ
6
寝苦しい 夏の夜の 携帯 目覚めた同時 発光体になる
4
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