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田んぼから夜な夜な響く大合唱 カエル議会は紛糾の模様
1
好き、嫌い、放っておけない、許せない、忘れられない、以下、繰り返し
7
皆鼻と口を覆ったディストピア ノースリーブの季節が来ても
5
ありったけの青飲み干して透き通る心は全部あなたにあげる
2
金曜夜 週末幕開け 夜更かしや めぐる思考と
落とさ
(
生ま
)
れる短歌
3
泣いていたパジャマの君も好きだから そんなに笑うとすこしさみしい
1
ぬばたまの
一晩中
(
よひとよ
)
汝
(
ひと
)
を
偲
(
しの
)
ひつつ
有明
(
ありあけ
)
の
月
(
つき
)
を
迎
(
むか
)
へぬるかも
3
強酸とグレたマブダチ、工作員ブラック青り金稼ぎする
0
なまくらの太刀にて首を斬られつつあるや我が身の苦しさは何
1
寂
(
さび
)
しきに
肩
(
かた
)
を
寄
(
よ
)
すべき
人
(
ひと
)
もがな
涙
(
なみだ
)
を
見
(
み
)
すべき
人
(
ひと
)
の
在
(
あ
)
らまし
1
灰皿にするため買ったハイボール こんな味だったけな
0
白い壁そろりそろりと伝う蜘蛛頑張ってるねと迷わず殺す
5
諍いの 限り知らずか 海向こう 平和謳歌は してられないか
5
さ
丹
(
に
)
頬
(
つら
)
ふ
妻
(
いも
)
が
手
(
て
)
を
取
(
と
)
り
新玉
(
あらたま
)
の
春
(
はる
)
の
野
(
の
)
を
共
(
とも
)
に
散歩
(
あり
)
く
楽
(
たの
)
しさ
1
父さんの肩から見上げた星の音は
1
オクターブ高く聞こえた
3
石鹸も キレイキレイでも 誤魔化せない
貴様
(
あなた
)
の生き血 刺青みたいに
0
踊ろうよ後の祭りと言われてもきみは太鼓をわたしは笛を
0
煎餅布団の適当さに惹かれる夜もある
0
太陽が 向こうの夜に 帰ってく これから来るのが 夜だと言うのに
0
夜が好き「明けない夜はない」なんてなんの救いにもなりません
0
ざわついた 胸の奥底で 叫びだす 本当は嫌で
見栄
(
プライド
)
ぼろぼろ
1
電話口 母と八割 喧嘩腰 いつまで経っても 子でいたいから
2
吾
(
わ
)
が
歩
(
あゆ
)
める
敷島之歌道
(
しきしまのみち
)
のその
先
(
さき
)
の
幸
(
さき
)
くあらなむ その
道
(
みち
)
の
先
(
さき
)
の
0
夏空の積乱雲を綿菓子と思うた頃にはもう戻れない
1
夢にまであなた出てきて泣いてるの あと少しだけ好きでいさせて
4
初鰹 カツレツにして 食べちゃいたい 勝つのは初夏の
細波
(
さざなみ
)
かしら
0
図書室で夢中で読んだ小説の出ない続編を一生待ってる
7
街灯と電子タバコの灯りだけ午前三時の小さな幻想
1
表情がわからないからいつもより口角上げる マスクの下で
1
贅沢は 味方なんです 負けたって 欲しがりますよ 感度のままに
1
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