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爪痕が消えても残るかおりだけ抱いてそのまま呼吸をとめる
5
大人だし 良いか悪いか分かってる 分かった上で続ける すまん
7
a lot of ヘヴンの街でわたしたち棘があってもきっと花咲くわ
9
去年
(
こぞ
)
の冬夏を熱望夏になり冬を切望勝手わがまま
9
夏になり思いこがれたイベントも暑さに負けてホームパーティ
6
この家の家具と家電は一緒に選んだ 使うのはわたしだけ
3
日暮れどき 雲は青系グラデーション 漂うように熱帯夜の月
15
オチのある話をなぞる君がいて関東梅雨明け
令和六年
(
れいろく
)
の夏
6
旅行中 ノートを片手に短歌を書きながらみてまわる夢をみた
4
突入率
(
73
)
を
2
回単発 隣台 インパクト鳴り
1
%を引く
3
梅雨明けて正午の空に百日紅マゼンタピンクの夏がはじまる
12
悲観することなど何もないんだよ 自分が自分と生きているから
7
小魚は指から逃げてきみは空の亀裂の方に目を奪われる
6
何か為す人の言葉や才器より只在る人の風柄敬す
8
僕の生霊はおそらく海にいて漂着物を蹴るなどしてる
5
吾ひとりスイカゲームはまだメロンご近所からのスイカは溜まり
6
「食い逃げをされる側にもなってみろ!」怒りの店主秒でブッチす/続・食い逃げ⑥
4
何度目かポリスの奢るカツ丼をペロリたいらげまだ懲りもせず/続・食い逃げ⑤
4
居直って金払う気はナッシング赤いライトが今日回るよ/続・食い逃げ④
4
まぁなかなか当たらないよと思いつつ 今日もポイントで懸賞ポチる
12
俺が書いたんじゃないこの台本は さよならなんて台詞もあるし
6
梅雨明けて途端に蝉の大合唱 これこれ夏はこうじゃなくっちゃ
13
思い出を取り戻す様にまた想う 誰も得せぬ恋と知りつつ
12
病院の採血未熟な技師もいる二回目チクリまたも失敗
16
ガンセンター 待合室は
静寂
(
しじま
)
なり梅雨明けの空遥かな水色
18
ぬいぐるみ 暑いときだと撫でる気も起きないけれどペンギンならば
17
「会いたいと言うのはやめん?お互いに」 「 分かった 重荷に なりたくないし」
7
「また盆に」中折れ帽子に手をかざし 門の緑に消えゆく背中
11
窓開けば蝉の音聞こえるようになり梅雨は去りしか小暑の末
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やってきた夏 やってきた熱 アツい ジットリ過ぎるドロドロの午後
4
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