二十歳の身 ネーミング・ライツは重すぎて 戦国時代に祈りを捧げた
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液体になったアナタを掬いとる 痕跡器官すら無くなった
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「」を知る隣の君をハグしてる アカシック・レコードは知りたくもない
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親子丼赤の他人を敷き詰めてぐちゃぐちゃにして真の親子に
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死刑宣告 No.1の自由とは他人に手網を握らせる時
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クソザコポエジー 恋慕の支配を抱きしめて、地獄を焼いても睡眠不足
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リスカ痕えっちすぎると言いながらさわりたそうなときの顔だね
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リバタリアン・フォース 上書き保存されてゆく MAKE AMERICA GREAT AGAIN!
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サンダルの白踏みしめて夕焼けに映える隣りの君とモナリザ
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配信ランキングに挙がらない曲が私の人生ライブセットリスト
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プレゼント2羽のペンギン ちゃんと机に飾ってる そういう あなた だから 好きなの
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百日後は聖夜・正月の先に わたし変われるかなあワニくん
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百日前は五輪に沸いた筈だった またもや過去に気づかされ
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かみさまにもらったノートを一文字もうめられないまま地獄におちる
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あなたのさ、許せないとこまだあるよ声とかその小さな手とか
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いつもさあそういうところ困るのよ俺はあんたの「何」になれるの?
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カフェインの狂走作用で飛び出して 田んぼ飛び込むカエル男児🐸
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なにもないはないはずだがそうでもなく たしかに今日はなにもなかった
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全力で空振れるからシンプルなセンター越えのホームランだぜ
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いいね、って いつもより遅い親指は誰も知らない感情を持つ
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可愛いと思ったあの子にタイプを聞いたら「ルパン三世」ときたもんだ
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朽ち果てた恋を今でも彩って 健気さだけのコスモスの花
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試験前に限って浮かんでくるんです 良さげな言葉、良さげな短歌。
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「漫画とか読んじゃうんだよねテスト前」 語るあの子はほら、高得点
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覚えてもどうせ終われば忘れると説きつ机に向かう試験前
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夏に雪降らす蛙の幻想や 静かな死たちを踏む喧騒
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晩秋の寂しさの中 夏心思い出せずに雲は流れて
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十字路に赤色危険が灯るその一瞬2秒間だけ世界は 止まる
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コーヒーに砂糖とミルクを入れる僕 予測変換「ゆ」だけは苦い
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知ってるよ君のその手に触れるのは僕じゃないこと もう遅いこと
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