衣食住 共に過ごした街並みが 滅びながら再生してゆく  
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雪もタスクも積もる一方でありまして さあとけるんでしょうかね
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母さんに「少し休憩しても良い?」私が母に言う言葉なのに
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焼きたてを一枚くらい食べたくて クッキー作りは2日先に延び
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チョコレートの香りの紅茶を発掘し(埋もれてた)いろんなチョコと合わせ楽しむ
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哀しさはたぶん優しさの成れの果て仕方ないから抱えていくよ
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大阪の一家に一台たこ焼き器?そないないやろ、うちはあるけど
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カステラの 箱入りたる 幼子の 天に昇るや 雪舞う中を
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純喫茶 うたた寝 窓辺で浮かぶのは雨の二限の国語の山田
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手を握る理由わけを浜辺でなぞってる ラムネのビー玉越しの横顔
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好きだった私の気持ち封印し あの教室からやり直したい
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嘘つきな私を徐々に溶かしてく 笑顔で最期迎えるために
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ポテサラがめっちゃ美味おいしくできました 何だか今日は良い事あるかも
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つま見送おくり ひとり日中ひなかの発声は よいしょこらしょの掛け声ばかり
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アラームが鳴るとそのあとおもむろに ちま猫アラーム ニャーンと登場
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クリスマスプレゼントもう着いたかな 鍋つゆセットであったまってね
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お気に入りロングカーデを着れぬほど 寒すぎる日は冬はさみしき
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わがサンタ、なんと偽物!知った日は同時に母の愛をも知った
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すこしずつ狂気を知ってゆくような手つきでそっと秋茄子を裂く
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一年を駆け抜けてきた全力で 年末ぐらい息抜きさせて
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君と待つ新たなる旅ひらく道 一歩一歩を踏みしめながら
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酒溺れ ダルさで仕事 流しては 台に座って 呑んで寝る愚図
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貧しくもひんの漂う人がいて これこそ財産 真の資産家
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冬至からはじまる行事目白押し更にうどんとろろ加わり
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KALDI手提げバッグが欲しいと妻が言い飲まぬ珈琲3パック挽く
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両耳が ちぎれるほどの 冷たさが 魅力というの 晴天の宇宙そら
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直前の路線変更受け入れて在庫探しのクリスマス前
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あのドアがたまたま閉じなかったのでただ今ここで息をしている
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窮屈で空気臭くて遅延して 通勤バスはほんとに嫌い
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なけなしの意地で紡いだ今日がある 涙で濡れても食べてきたんだ
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