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(東京は鼻クソ溜まる)と毒づいて 遮光カーテン越しに 田舎見る
4
新宿に わざわざ車で来るからさ 文明の利器、人混みに酔う。
6
夏雲が もくもく茂る 奥行きと 突き抜けた青を見た 新幹線
6
かき氷 ラストチャンスで駆け込んで 芯まで冷えて喫茶店出る
7
風呂上がりそろり体重計にのる ずばり忖度なく数値でる
3
深刻に受け止めようが茶化そうが値上げは値上げ踊らにゃ損々
5
最後まで図画の宿題残しおり 夏の思い出作りせがむ子
4
大声で叫び君の名呼べるのも 旅がしかけた魔法の一つ
4
子のためと回転寿司へくり出してガリと安めの皿を少々
10
小屋裏のプール片せば「サヨナラ」と
蟋蟀
(
コオロギ
)
一匹跳ね去る夏と
6
「つまりだね、クリシェなんだよ、いわゆるね」 ずっとそうしていわゆりたまへ
3
探してる きみの匂いがまだ残る路の果てには未舗装道路
6
鈍
(
なまくら
)
な 包丁を研ぎ 我が頭も 鋭くなる術 無いものかと
10
年毎
(
としごと
)
に
170
cm
(
ひゃくななじゅう
)
から縮んでく老いを上書き健康診断
14
空の青に短歌が生まれる予感あり妻とでかける健診の朝
8
まだ残暑 氷ダカラを支度して ため息混じりに 涼しい服着る
5
おひるゴハン も少し欲しいねこたちが 揃って待ってる つぎはお3時
4
ふとんしかない部屋だからわたくしと壁と枕と川の字で寝る
4
生ごみとともに捨てたる竹串の昨夕の怒り貫きて出づ
6
グリ下に集うキッズを眺めつつ戎橋行く外つ国のひと
3
食べて寝て起きた時まだ走ってたマラソン選手に謝りたくなる
10
蝉時雨 未だ降りしく大原に 秋待ちて在る寂光院かな
14
我ながらガラスに映る風体があいも変わらずかっこ悪いな
9
開け立ての目薬捨てて
空
(
から
)
しまい取り戻しに行くゴミ出しの朝
15
撫でようと近付いたらば もうすでに ゴロゴロいってた 愛しき猫
(
こ
)
らよ
7
夏にしか食べない雪見だいふくを分けあう夏の青春たちよ
3
秋の味覚 スコーンにできるは 栗だけか おイモはやっぱりスイートポテトで
2
現代が まだ氷河期という事実 信じられぬが それが真実
4
窓が開きゴーヤー白茄子届けられ田舎で暮らす塀のない家
7
クワガタの食事覗くとオスは逃げメスはドシンと微動だにせず
5
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