ねこたちは 連れ立ち廊下にお散歩に 探検すんだら 戻っておいで
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吐くような 白い恋益 赤く染め 心の底の 穴から落つる
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高校に行けなかった朝に蔑視と笑みと現実見ろといふ言葉
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18時半の夕空明るくて 人生全てを一瞬許す
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僕じゃない人が写した君のその眩い笑顔に少し妬いてる
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月曜日今日はなにもしなかった涙が耳に入って気持ち悪い
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春日部の高層ビルにいるおばけ 二千五十年からの使者らしいよ
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よく乖離しておりただ踝の蒼くなった部分を見ているだけ
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はく人のいないベビーシューズ まだ捨てられぬわたしの母
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それよりももうひとつ奥、あのひとを隠したより奥へ連れて行って
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おんなに殺されたいショートヘア巨乳太ましいひとに馬乗りで
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頂いたメロンの皮までギリギリを攻めて食べてる貧乏性
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諦めたいときに限って調子よく 使いたいのにやる気ないきみ
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打撃上向き交流戦ヘ闘志とは二軍に落ちた再出発か
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反攻の起点強気は逆転の真骨頂に逆王手へと
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3冠は2年連続有終が飾れなかった引退の過去
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朝ごはん いつも通りの月曜日 部屋叩く雨の夜を忘れて
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君の一生消えない傷跡になれたらいいのに そんな度胸もないけど
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オレンジのドライフルーツのような日々 いくらたてども苦味が消えず
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風船を膨らます日々 チケットの期日まであといく夜かさね
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車内には騒ぐジジイの声響く 優先席で酒盛り老害
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その歳で周りが見えない愚かさよ 優先席で脚組むジジイ
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満月の 影踏み歩き 帰る夜 今東京は 夜さえも来ず
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半袖で散歩に出たら寒くって雨降りそうだしたった二千歩
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眼下へとひらくみどりは雪原のさやけき白をキャンバスにして
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ピアス開け好きな髪色染めたけど。 君にとっては「そういうキャラ」か。
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深海の国家と姉妹都市になり 交換留学してみたいなど
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もういないあなたが過去になってゆく 遠くの星に名前をつける
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懊悩は オフタイマーを追い越して 午前三時のベッドを濡らす。
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れて薄陽差す道 日傘かさの上 注ぐ銀杏いちょう葉音はおと優しく
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