植物に 愛情注ぎ 水注ぎ 満足すれば 終わりも近い
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一日は 昨日も今日も 同じだが 明日は違う ただの要望
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初ラジオ いい子がいると 妻が言う 希望の力 明日の世代
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もうすでに 日は傾きて 夜を待つ 人生はまだ 終わる能わず
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魂の 痛みを背負い 号泣し 君との別れ 誰も知らせず
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もう行くの 今来たばかり 人生は 追っても去りぬ 他人との出会い
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痛みあり 愛に飢えたる 野良犬は 彷徨い歩き 遠吠えをする
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一匙の スプーンで愛情 注ぎては 誰も気づかず すぐ立ち去りぬ
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もう行くの 多くの人と すれ違い 言葉交わして 心残りて
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さよならは いつも突然 やって来る 覚悟あっての 他人との出会い
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素麺そうめん蜜柑みかん入れにし幼少期 今は薬味と天麩羅の日々
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初恋の少女と泳ぎ十数年 我が妻今も面影残り
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夏服を着てても暑い炎天下 いっそ脱ぎ捨て水着で過ごさん
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四文字の容易い言葉であるけれど言うがむずかし「会いたい」である
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人々が一斉に振り返るから違うものまで見えてくるのだ
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ヨブはもう苦しんでないだろうけど羊や丘のことは忘れた?
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夜風に 君のぬくもり 暖かく 底冷えな夜も 君と二人で
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励ましのうたを抱きしめ冷えているぼくのサイダー君にあげたい
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ファイナンス・リースのような青春の最後かもしれないこの夏休み
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裾少し折り上げ歩く砂浜の足跡は波と海へと帰る
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まっさらな夏をまとった君のこと秋にはきっと永遠とわにしてやる
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夢追いて 出てきた都会に 夢はなく 戻りたくとも 故郷ふるさとから
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姑の 鰻ジュースが 鼻をつき 小便のような・・・いやロンギヌスの槍についてた血(毒属性)だこれ・・・
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エアコンの音のみ聞いて眠り入る 蚊遣り 風鈴 虫の音懐かし
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今の世も 短歌男子は 誇らしい 千歳ちとせの歴史を 受け継いでくれ
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ホトトギス 教科書からの 幻聴も 笑える時が 必ず来るさ
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晴れの夜 天にも心が あるみたい あなたは天人てんにん 私は天女
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眠気だけ うだる暑さに 風涼し こんな感じで 人生終わる
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真夏かよ 真昼だらけの 外よりも 南風吹く 5階の窓辺
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終わりなど あるはずもないと 思わなきゃ 待ちはしない 明日の朝など
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