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精神の衛生上によくないよ『怖い短歌』が僕を悩ます/面白いんですけどね
12
美しく優しい歌を詠いたいされど我が脳命令拒絶
13
グロテスク描けば右に誰も居ず読むのがキツい日野日出志筆
6
呪われた子守唄詠む狂人が「君は必ず三日後に死ぬ!」/日野日出志『地獄の子守唄』オマージュ
4
血の涙流し半紙に「みなごろし」四肢なき娘筆を歯で噛み/三池崇監督『十三人の刺客』オマージュ
4
血に飢えた暴君家臣の首蹴って刺客に
刃
(
やいば
)
突き付け嗤う/三池崇監督『十三人の刺客』オマージュ
4
泥まみれ命乞いする暴君が今わの際に「おもしろかった」と/三池崇監督『十三人の刺客』オマージュ
5
茶に透ける小瓶全ての錠剤をひとり飲み干し自分終わらす
7
フィーバーだ土曜の夜はフィーバーだディスコで斧振り狂人おどる
5
音の波に身体を自由に乗せるのが上手くなった/大人の成長
4
ブッダとか イエス 法然 六道と つごういいとき おもいだす こころのけんこう
10
ししゃたちが どこかにいると ゆうよりは よべばでてくる わたしの宗教 (こころのなかか)
12
あぶく吹いてインコの死骸に手を合わせ降りたこともない御徒町
5
勘違い 全然違う 想像し
話
(
はなし
)
成立
(
せいりつ
)
最後に気付く
6
ふかぶかと泥炭層が吸いこんだアイラの風が喉奥に吹く
6
りんごりんごりんごりんご汚く腐れや芥に似たる弘前城
5
映画なく盛り場もなし柏崎 思ったよりも寂しいです
4
仕事ぬけワンピと靴とブラ買った 革命はもう始まっている
7
にちじょうに ゆっくり回帰 はんにちは わすれているか ははこいし
12
ビールをとくべつ飲みたいというより コップから透ける海に酔いたい
3
取り落としたのは今だけ、気のせいよ 胸のすきまがひとつもなくて
3
海鳴りのように虫の音が響いて夜に浸かった水底の部屋
7
昔はねもっと笑顔で話せてた テーブル囲むが距離を感じて
16
踊って 踊って踊って 燃え尽きて 最高の夜に ヘッドフォンで蓋
2
ハグをした友の反応薄くって 秋の夜長がいっそう淋しい
16
鈴虫も鳴かない夜にひとつだけ 寝れない私の部屋だけ光る
11
与えられ続きの人生 でも我も微々たる影響人に与えり
7
あたたかい友の言葉に涙して 生かされている、生かされている
8
いつも目が血走っている
あの人
(
せんせい
)
は寝る暇もなく健康を説く
7
通勤の 橋の下では
白鷺
(
しらさぎ
)
が 秋の光に 羽根を広げる
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