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夏の服洗えないまま放置していつのまにやら秋になってた
11
一年に数回ほどの後悔をいまさらにして秋風の吹く
14
細る目をさらに細めて見ゆる孫 後ろ姿は妻の背を抜き
13
取り皿に覆いかぶさり幼な子がスパゲッティの赤を掻き込む
12
美しく刈り取られゆく田に集う白鷺の群れ秋を告げをり
22
手の甲を 枕にしている 毛むくじゃら しびれの痛みも 愛おしい哉
10
天井に届くこの手この指は明日朝陽と出会う約束
8
キッチンの 窓外吊るすミント束 思いがけずに運ぶ涼感
17
汗かいてメイク直しで鏡見る 鼻の頭がカサカサだ 秋
5
秋闌けて漢方學者薬種店硝子戸へ首晒せるあはれ
12
草帷子桔梗に芒婦人花秋の地獄のすずしきを染め
8
喀血す母仔合はさば一羽の鶴となりなむおりがみのゆび
11
曇天が似合う僕には雨傘のような貴方が必要だった
9
できそこない 短歌短歌短歌すらも 空へ放つ魂はここ
6
花のたてるをたれそしらさむ浮草へ鳰くくりぬをしるとはなしに
8
花の名も逸話も色々身にまといいつもの場所にやっと彼岸花
22
財布の中 万札だけだ しかも栄一 自販機もだめ チェックメイトかよ
6
朝までの長い時間の暗闇で何かが見えることもあること/題『夜(テーマ詠)』
9
これ俺も読んでいるよと言いたくて初めて買った岩波文庫/題『波』
9
行き先を決めずに飛んでる鳥たちに倣って買った片道切符/題『先』
9
生栗に脱いで欲しくてに二日かけあらゆる手段で説得をする
26
秋風に 恋の終わりを 告げられた 落ち葉のような 儚い記憶
11
かあさんは元気にボケてそこにいて叱ればだまる褒めれば笑う
16
夕焼けに 負けじと燃える 一面の 紅く艶めく 紅葉の闘魂
7
たまにくる楽しい気分なんでだろこのスイッチを横に置きたい
16
よろこびがわれをおとづれ このことをわかちあへるは母のみとぞ知る
14
あさ4じに ねこ母おきると ねこもきた キッチンならんで「すいぶんほきゅう」
14
奇跡などありはしないときっぱりと笑顔の下で涙隠した
7
献血🩸108回目は、煩悩を忘れ、輸血した方の健康と存命を祈念致します
8
ラフロイグ ボウモアカリラ アドベック アイラの風も高嶺にて吹く(円安で)
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