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生きている僕らだけ知る死の哲学 夕焼けに鳴くつくつく法師
6
ハンガーにかける制服ゆっくりと回りて僕に向き合ってくる
8
もしもいま生まれる前に戻れたら生まれてこないようにしようね
1
青空は濁りを湛え競技場のあなたは何を見ているだろう
3
皆五輪見てるんだな 俺はどこで首縊るか考えている
0
25
時に森田童子を口笛で吹いてる人がいたら私です
0
自粛ならいっそ楽しめ衣替え 令和二年の口裂け女
0
あの夏を生きて尺八奏でけり千鳥ヶ淵で埴生の宿を
0
夏の空 雲がこんなに 白いとは 忘れていたよ 忙しすぎて
0
最低なことをしようぜ 半月の瞳は笑う手を取りながら
0
弱ければ傷を負わされ より弱り 窓の縁から刺さる青空
1
これすべて人間の実例でして、「人間らしさ」とは何でしょう
1
去年
(
こぞ
)
買ひし三年日記の頁繰り吾が手で正す祝日三つ
1
真白なる紙飛行機を夏空の果てへと放つような黙祷
0
父親になってくれないヤツをまだ想う君を嫌いになりたい
0
細長く 燃ゆる雲間に 宵の明星
0
こんな世じゃ開催すべきではないとブルーインパルスが鮮やかに叫ぶ
0
ビイドロの
身体
(
からだ
)
抱
(
かか
)
えて
青嵐を咳き込む君が割れないように
3
ありのまま 思ったことを 口にせば 誰か傷つく そんなご時世
0
何事も 上手くいくなら 悩まない きみを考え 時に泣くんだ
0
秘め事を カミングアウト するきみに 純粋すぎて 嘘などつけず
0
偉くもない 強くもないんだ ぼく自身 話さなければ 知ることもない
0
満月夜 蒼黒海が 引きたてる 波音潮風 月光の橋
0
クレームを 言った言わぬの 戦より 模索と思案 共にしません
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ようやっと一面揃ったルービック 秋空に似た諦めの色
1
あやまちを許しあえない僕たちも灰になったら混じりあえるね
2
父親と母親という始まりに過ぎないけれど墓参りしよう
3
築き上げた 思い出を叩き 割ったとき
破片
(
かけら
)
の数で その重さ知る
3
いそいそと迷う指先ランチ前マスクの下のニキビ気にする
0
檸檬読む君は日焼けの受験生蛍光ペンはすっくとのびる
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