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その深く、
真円
(
まる
)
く、輝く、赤灯を写した瞳 停まれずに、夏。
7
東雲
(
しののめ
)
に月を見送る
白無垢
(
しろむく
)
よ 星のしたたる百合の
花弁
(
はなびら
)
17
「明日までね」綺麗なスーツと高い書類 じゃあお前はやったことあるの
5
全天が晴れ上がるまで待てるならその高嶺からすべてがみえる
6
最後だと わかっていたなら なおのこと もっと大事に 味わえ日常
12
やな予感貴方はまたもやらかした? 明日で終る事もあり得る
10
絶対に返さなくていい、おやすみと 貴方のライン突然届く
8
詠いたい貴方の顔を想いだし 言葉探して眠りに落ちる
15
チビ猫のシッポを踏んで平謝り(汗)さいわい「キャウン」の
鳴き声
(
こえ
)
はちいさく
14
いち早く新刊本を予約する本は買わずに図書館と決め
16
こわもてで白髪なびく老人が通学道路で振る旗やさし
13
黒土に湯気立ち上る十勝野へ 歌人時田が歌の種撒く
13
玄関に合羽さげたる家あかり
縊
(
くび
)
りしひとかと 驚かれぬる
7
ひよっこのカメラマンだが絶賛す 沼にハマった
2男
(
きみ
)
の写真に
10
「薬ない?」調子悪いと聞いてくる 我が家は
長男
(
きみ
)
のお
抱
(
かか
)
え薬局
12
水たまり よどむ灯の矮星に 雨の
光子
(
フォトン
)
が われさきに逝く
4
気が向くとちょっと喋りに来るぐらい
3男
(
むすこ
)
なんてさそんなもんだよ
13
クロヒカゲつまんで窓から逃がす キミと見上げたい空が広がる/虫の日
16
玄関に猫が寝ていて入れない 笑っているきみちょっと助けて
17
手渡された古書に残るぬくもり 彼方のいのちに思いを馳せる
6
壊れてもいいと思える恋をして壊してしまった私の欠片を
9
「君が好き」言うのはカンタンなのに、なぜ君に伝えるのができないかな
10
夜の闇ブルーライトの夢の中
現
(
うつつ
)
を忘れて海に流れる
14
ハライドのひかりに眩し
jacarandá
(
ハカランダ
)
小二のころの
初心
(
うぶ
)
なむらさき
4
ゆっくりとじっくり本を読み終わり閉じた時点にほぼ忘れだす
20
何時間もかけて書いたプロットもふとした閃きに破壊される
6
膝痛がとても和らぐお風呂だが浴槽でるとき死の予感が
9
新月と満月ゆっくり行き来する あなたとわたしのこころの継ぎ目
38
明日から しようと思い 今日になり めんどくさくて また明日かな
10
この世をば 喰してしほうぞ 逢えぬなら あの笑顔すら 灰と消えんも
4
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