したあとに すぐ寝た男の 鼻ツマむ わたしが寝るまで うなされやがれ
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君無しでどう過ごそうかこの土日 洗濯だけが捗る青空
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梅雨明けて夏来たるらしクールビズ 犬は舌出し猫はとろける
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熱々の回鍋肉に救われてきたる終末を少し忘れよう
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ばけものが世界の裂け目から這い出し街を焼く夢をみて春彼岸
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粗く溶けてゆく雪、残酷に夢が解かれ、むきだしの年度末を歩けない
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また無駄に一日を消費す 等速で死と消滅へ近付いているのに
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切り裂くがごと歓びの声交わし合ひ白鳥征けり天をしるべに
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あのさ、いい?あんたの親父悪いけど、善と名乗って俺を刺したよ
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知ってるかい?結婚式のあの風船、今ウミガメの胃の中だってさ
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雨ほどに色鮮やかな紫陽花を見上げる子らの黒髪ぞ光る
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「あらすじはダメです。心を書きましょう」田島ジュンコよ何故に夕暮れ
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情愛が結晶化したとさロンドンと博多に落ちた二粒の砂
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恋愛をする気は更々無いけれどあなたのことは愛してるのよ
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泣いているあなたをきつく抱きしめて額にキスした それがDV
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夜店とか花火もいいし浴衣とか楽しみだよね 僕がいなくて
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あなたからもらった手紙を捨てれずにただ本棚の奥に投げてる
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五分前仮説がもしもホントなら六月五日は何のイタズラ
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昨日から心細くてたまらない 居間の電球 一つ切れてる
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縦書きで書けば何とかそれなりにまっすぐ立てる金曜の俺
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才能に そっと一刺し 注射針 はじめは痛み 終わりは羨み
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不躾に他人に興味がないのかと言われるともうブチギレですわ
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叫び出し大泣きしたい夜脱いだ服思いきり洗濯カゴへ
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自意識の渦から逃れ抜け出せる「無名の忘我」で短歌を創る
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何者かになりたい自分 有名になりたい自分 僕俺私ぼくおれわたし
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背後から君にそーっと近づいて全力で見舞う膝カックン 「っ!?!!?」
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ふたり秘密の合言葉「今日直帰」素肌にスーツまとったときの
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非モテには難しいのが「褒めること」自分を褒めよ小さく褒めよ
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やればでき やらなきゃできはしないけど 結局やりはしないのだろう
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空を見ろ!! とりか?ひこうき? スーパーマン!? よくみろあれは おおきな雲だ
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