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オムレツに魅力を感じなくなって不意に少年時代が終わる
28
母の言う「猫かわいがり」との教え あの日の孫はまもなく五十
16
人生を
背負
(
しょ
)
って
背負
(
しょ
)
われて 重さ知り 今なら誓えぬ 誓いの言葉
9
メンヘラと厨二語彙振りかざすだけの大きなお友達のみんな〜!
3
死にたくない 嘘 そうでも言わないと 今 ここから踏み出してしまう
3
今日明日で たけのこご飯にしようかな 28度になっちゃう前に
12
秀奏
(
しゅうそう
)
で 白髪の
身空
(
そら
)
夕方の 色は儚く 天は見開く
5
祭りの瀬 手引き腕組む 僕達を ばつ悪そうに 横切る少年
4
髪切ると すぐに気づいて くれるから 脈でもあるかと 過度に期待す
11
昼下がり 淡い緑の 木々たちが そよ風と遊ぶ 窓辺を眺め
7
花も散り午前が雨の川べりで 我物顔はスズメとムクドリ
9
千万の狂騒を背に西方の空へと還るつばさを借りる
5
寝て起きてそれだけのことに罪悪感 毎日生きて死ぬのと一緒
5
バスの旅 たまにいいかも 何気ない 景色が違って 見えるのがいい
10
どうせなら
心気妄想
(
パラノイア
)
その境界を 跳び越えた先 猫の叢
3
君無くて 何を為にか 生きとせん 浮世旅する 気など果てたわ
7
テチテチと色とりどりのツツジ
並木
(
みち
)
かけていくのはいたちの赤ちゃん
15
花粉去りマスク通さぬ風を吸う それだけのことがこんなに嬉しい
22
雨の中春の祭りは賑わいて今から始まる新しき
年度
(
とし
)
14
春来れば間違うことなく姫こぶし山吹つつじ咲き乱れる庭
11
桜の花弁を日記に綴じて 春の形見を夏へ連れてく
7
目の前で起きし不条理よくあると 逃げる吾の意気地の無さよ
16
新宿の血脈をゆくものたちをその眼はけさも品定めする
4
あの頃の宇宙の夢を思い出す 初めて買ったCDをかけて
5
道のべの 知らぬ名の花 ひっそりと 春の香りの いぢらしきこと
12
雨降れば早く晴れよと思う吾 晴れたる日には涼しきを乞う
12
ちま猫のお誕生日のご馳走は もちろん チビ猫もおすそわけだよ
11
ねこは「猫かわいがり」して良いらしい お誕生日だ ご馳走たべよ
17
なにほどの効果があると知らねども 乾布摩擦に背伸びの運動
11
やる気ない お日様のせい そうじゃない 日差しのパワー 浴びたいわたし
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