飲み込んだ想いが弾けてしまうから触らないで優しくしないで
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新しき投稿できる子の刻を待ちつ間に拙さ哂う
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万引きの 爺の身の上 訊ねみる あゝ無常なり サバ缶奢る
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サロンパス背に手が届かずもどかしい誰か生み出せ令和の特許
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八代亜紀聞きつつ奔る トラックは昭和むかしの記憶辿る高速
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少しだけそのはずだった深夜食ヘルスメーター無念の極み/ちょっと借用
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春に仕舞い損ねた炬燵居ていつ片付けるのか面倒になる
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やっとこさ覚えたスマホの使い方iPhoneアイフォンにして全部おじゃん
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傘差さずバス停に立つあのむすめ聴くイヤホンは中島みゆき
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初恋は甘酸っぱいと云うけれど我が身かえつて苦きしか無く
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母宛に舐めた切手の味苦し十三年の空白迷う
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冷えていく 君の連絡 くたびれた クーラーつけた 部屋で感じる
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信頼は崩れるものだ人間は嘘も言えるし罪も犯せる
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千里眼及び魔法の水晶を21世紀こんせいきではスマホと呼びます
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そう言えば 魔法の杖はリモコンと呼ばれています 必需品です
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最近は Siriやアレクセ、使い魔も活躍しつつあるようですよ
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太った?って母から呪いの言葉 測ったら1kg痩せてたよ
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日曜のアクアリウム「パパ!」の声 聞こえる返事にキミはなかった
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夢の中 見知らぬ君に 恋をした 見覚えのない 君は誰なのか
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星空に 星座を探した 幼き日 心に残る 夏の宿題
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三歳の 君が拾った 松ぼっくり いつまで捨てずに 持っていようか
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夏草の むせるかおりに なつかしむ 大の字で寝た 幼きあの頃
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梅雨入りてはげしく降る夜吾が家にて見つめゐるのは母のふみなり
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思い付き 気づけば其の画は 糸となる 一目見たくも 既にほぐれし
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憂鬱と足首を結び肩を組み 二人三脚 夜の果てまで
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水溜まり避けて歩く度 思い出す 昔は靴ごと入水したのに
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予定なく ボロなジャージにヒゲ剃らず スーパーで同僚に会っちゃう日曜日
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土砂降りの雨がそこらの雑草を片っ端からスズランにする
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鉄骨で囲われたゴミステーションと僕の家の外れた網戸
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思春期を超えて1人で生きてきた勘違いばかりをして
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