スタッフの前でギレンをマネで指示 上司に呼ばれコツを教える
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6番が敬遠をされ満塁に この手の場面敬遠したい
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手作りの弁当の仕切り銀紙で 夢に描いたヤツとはちがう
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ふたりして八を出さずに止めている誰だ誰だと進まぬふたり
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誰もみなマイナス面を整えて 自分らしさもなくしてしまう
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病院の飯が意外と美味しくて 退院するのが名残惜しい
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アイヌ語で イランカラプテ 「こんにちは 」カムイの大地 神々と出逢う
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冷房が強すぎるのも問題で新宿までに凍てつく夫婦ふたり/京王線特急にて
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あいにくの雨で散歩は出来ずとも特売の米は傘さし購う
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あの子もそうこの子もそうと重ねてる、小さき孫ら…今は昔の
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カフェインは 苦手なくせに 珈琲の 香気に集う 甘めな僕ら
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人として好きになれない人間が描く世界にうちのめされる
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うちの母 連絡とるよな 伯母ちゃんは 一人だけだが「◯◯ちゃん(従姉妹の名)おばちゃん」と言ふ
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ワイヤレスイヤホン片方充電なくなって そろそろ別れを告げねばならない
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この地球ほしの隅で生きてることじたい息苦しくて吾はエイリアン
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髪うねり泥を跳ね上げ傘失くす 雨嫌いなのは自分のせいか
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ねこたちは おひるのあとの おさんぽだ おろうかさんとか しんしつさんとか(うろうろ)
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カビの季節 パンも果物も要チェック 冷蔵庫さんは無敵じゃないのよ
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梅雨空の 隙間を縫って ウォーキング 深い緑と 潤いに抱かれ
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死ぬ度に君は祈った天国も地獄も来世もないように どうか
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枯れかけの花を囲んで君の真似「がんばれ」と拙く呟いた
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よろこんで開けた窓出たねこさんは軒下でただ濡れる草見る
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もしかしてひとつひとつを端っからやってゆくのがあってるのかな
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大会に我が子は出ぬよ控えだし 義務で行こうか無視して寝よか
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てにをはの短歌辞典を読み始めいまだ「う」にいるひと月と半
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透明のコップの水を線描でいてみるけど水に見えない
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窓ガラス鼻を押し付け落胆す 散歩諦め犬溶けている
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雨音で 目が覚め急ぎ時計見る 今日は日曜 もう一眠り
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生命を緊張感で縛り付け涙も声ももう通れない
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ストレスが想像力を刺激する我々みんな終わりの下僕
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