青空に不意の東風こち吹き黒揚羽 また逢うたなと貴婦人ぞ笑む
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きみははたして愛された犬であっただろうか わたしの愛は足りていたろうか
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ひのひかり 朝顔のつる 柿の木の下 かつての犬の面影がある
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半袖で立夏の午前が過ぎていく 七月八月何を着れるか
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空降りて山降りて森降りて 風 われの足首撫でてをりたり
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お天道様「加算[発光]」の出ずる 富士「比較[喑]」のかかとあたり
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こんなにも実家の庭は狭くって 親の背中は小さかったか
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無風ゆえ天を仰いで待つ鯉と 魚影ないまま晴れ渡る空
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こめかみの内がやかまし黒い虫根こそぎすべて歌よ殺して
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子育てを楽しむSNS眺め 羨ましさと後悔の嵐
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夏だから 不思議生き物パラダイス マジでなんの虫なんだこれは
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悔しいね また生まれたら 薔薇になる やっぱりやめる もう生まれない
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紫の滝かと見えて川の面に咲きかかりたる岸の藤浪
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生意気だ 浴びせる罵倒 食らえども 四十過ぎた身 何様と反す
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草いきれ 香りを感ずる 五月道 灼ける熱波に 夏来る予感
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鯉のぼりアーティストはいつの世も人々に愛されし
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屈原さんどんな人だったんだろう古い詩人としてしられているらしい
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子供の日アーティスト屈原さんを慕んだことが始まりだった
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こどもの日何をするのか尋ねられ魂型の餅食べるべさ
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連休と いふ名の魔法 かけられて 人は行き交う 西へ東へ
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こどもの日エビフライ揚げ鯉のぼりにしパクパクパク
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連休と無縁に働く人々に支えられてる黄金週間
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9年目 そういやわれまだ標準語 べつに単なる慣れの問題(イントネーションは神戸弁かも)
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年一回 ばらいろピンクに爪を塗る あまり濃い色も似合わぬもので
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ベランダを泳ぐ可愛い鯉幟 親の想いを一身に受け
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わがたち いっしょうけんめい ゴハンたべ いっしょうけんめい いきているんだ>こどもの日に
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鯉のぼり 10メートルもあるやつは ねこが何匹入れるだろうか
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湯に浮かぶまではと生けて棚の上天井突き上げ青い葉菖蒲 /端午の節句により再び
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玄関のミニチュア飾り金太郎兜磨いて端午の節句
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お祭りの手伝いする人数多あまたいてみこしに乗らぬ人の尊さ
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