肌寒いオフショルダーのワンピース 上着を忘れくしゃみを一つ
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いざ届け 赤いポストのあの向こう 顔も姿も知らないきみへ
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君からの封書が家に届いてて夢じゃないかと心が躍る
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だれかれも所狭しと緘黙し持ち寄りたるはさびしさばかり
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つまみなし 米なし金なし仕事なし 何はなくとも酒よあれかし
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我が宿につまみなどあるわけもなし それでもうまし ほろよいの酒
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休日が役割終えて穂薄ほすすきも熟れ白綿毛好ききに舞う
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我が息子、月の小遣い5ドルなり 円安に沸く小さきへそよ
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レジに並び 二リットルの水ダンベルに鍛える兄の背中を触る
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残された側は果てない旅に出る 傷は強烈 消えぬ痕跡
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私たち同じブレザー着ているね赤いリボンで理性縛って
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我儘な資本が歪めし東京五輪酷暑に耐ゆるやアスリートたち
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ひかり満つる秋のあかるき日に思ふみづからの死のときのことなど
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その日とは白き風ふく秋にあり紅葉づる木木の甘く香る日
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開かれし空にむかひて消えてゆく裸木の下の影法師かな
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いつまでも夢追いかけているうちにいつしか寂しい大人となった
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空駆ける馬に乗りたい父の夢妹を殴った過去がある
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祖母の手は幾千万の男のからだを触ってきたのだろうか
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水曜の昼にセブンのコブサラダ さよなら御社負けるなあたし
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めずらしく帰りの遅いきみを待つ 硬めの方の枕を抱いて
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人生に意味などないとくりかえし唱えなければ歩けないから
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‪大好きを煮詰めて焦がす晴れの日に‬ あなたについたゴミを払った
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終わってるものが好きだと言う彼のとなりで番組開始待ってる
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この夏をよそに過ぐして来るかりの宿はと迷ふ夕暮れのそら
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突然の終わりの後に引き続く「こうしていれば」の無間地獄
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ばか会社くだらんばかだあーつまらん何でこっちがマジでばかだ
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通り過ぎ 忘れたままで 通り過ぎ 想いは積もる きみの住む町
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熟年のフォークダンスの輪の中に青春時代の甘い想い出
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好き勝手言ったけどもちゃんとやろう今日は休みだ自由自由‼️
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有名になると自由がなくなるな一般ピープル最高じゃない?!
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