夕立が染めた頬一雫垂る鳴かず飛ばずの僕に一瞥
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地位を得てこうべが上がる人あるが頭が下がる人になりたし
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今夜こそ眠りに就くのは最後だと 思ひて過ごす宵の常かな
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どうしてもなりたい人になれなくて諦めたころ不意にかなった
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退かされた洗面台と洗濯機茶の間にりて寝食しんしょくをとも/排水管更新工事
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人工池 鳩たちオチリをつけていた 君らも暑いね 涼みたかろう
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練り香水キンモクセイ 連れて帰るは また次回 暑さまだまだ夏の名残りで
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さの終わりが見えぬ日々 命の終わりを待つような 落ち葉暑さの終わりを待ち侘びる
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風鈴は 暑さに彩る 思い出を 最期の夏も 色鮮やかに
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あおむしを見て幼な子が今はねぇダンスの練習してるよと言う
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呑んだなら炭水化物は食べぬぞと 酒場帰りの狂おしい道
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彼は今無性に季節の風媒花夢見てどこゆく光を蔑む
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底曳きの甘海老が抱くえびたまご 場違いなほど鮮やかな蒼
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金沢の底曳き漁が解禁で 店主煮付けし耳烏賊みみいか旨し
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即席で塩焼きそばを作ったら家族に好評そんなもんだ
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1つだけ持っていくならギターかな 歌に飽きたらボートになるし。
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姉猫おねーたん 呼んでおいでと ちま猫に 言ったら呼びに行ってくれたよ>日本語ワカッテルネ
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ややこしく考えるから なんかしんどい 実家に帰って母と 桃たべる!(シンプルに)
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鏡像が鮮明過ぎて着飾った己を振り落せずにいる夜
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ポンポンと胸を叩けば悲しみがそっと消えてく体がほしい
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異業種の人との会話面白いそんな見方もあるのか気付き
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カレンダーやハロウィングッズ売る頃はもっと涼しくなってるはずだが
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ダイソーの手帳のリフィルのカレンダー今年は買えたよ3店廻って
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秋なんて本当は来なかったんだとか思いたくなる暑い朝九時
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世の中に期待をしなくなった僕は無敵 嫌なアイツら消える
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秋空に 近づいて来る米軍のエンジン音よ 空は水色
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夏を越え咲きつづけるやホウセンカ校舎にかえり教材となり
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公共のぐする赤子の鳴き声に苛ついた僕を誰か殺せ
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だるい朝 痛む体を引きずってそれでもやはりメイク始める
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純白の彼岸花咲く 夏の陽に秋の風吹く団地の端に
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