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どれくらい待てば来るのか時計見た当時の二人は今も同じで
4
この青はどこまで行っても変わらない 貴方と作ったハリボテの空
7
雪つりの縄を抱えてひた走る職人見送る金沢の地で
8
不定期に嫌われるのも余生です 傷つけ過ぎた半生なので
16
ロキソニン効いてるうちに ピーラーで 大根ひらひら 今夜も鍋にて
19
けんこうに きをつけようね
かんもうき
(
換毛期
)
ねこも
繊細
(
でりけーと
)
きせつのかわりめ
10
真夜中に チキンラーメン(ときどき)かじる
夫
(
キミ
)
そんなんだから血圧高い
13
弟をマウンティングの夏休み兄は魔王だむひゃっひゃっひゃっ
4
雪だるま壊して丸め雪合戦可愛そうだと泣いてるあの娘
8
かっぱ橋行って包丁買おうとも料理がうまくなるには遠い
8
寒気して葛根湯を注ぎ込む君に看病してもらいたいけど
5
あの時になんで短気を起こしたの冬の夕暮れ君に対して
7
タバスコとホットチリの区別がな言う父の声戸惑いの顔
7
不幸でも 気にはしないさ 明るくて 楽しく生きる 秘訣は一つ
5
怒られて 注意されても 切れぬよう 仕事は仕事 生きてゆくため
5
知らなんだ かかあ天下と からっ風 山梨県も 上州のうち
5
闘争の傷はいえたか人といふ
性
(
さが
)
をかかへて河馬に噛まれて
6
おかげ道 子の泣く声に ふりかえる 神宮照らす 午後の陽ざしよ
11
寝返りで外れたイヤホンがかすかに鳴らす溺れたときの音像
8
僕が縄文人でもこの紅葉はきれいだと思うだろう 遺跡下の公園で
10
母連れて 念願かなう 伊勢参り 母がつぶやく 『神はシンプル』
13
冬の休日 工場の煙突が吐き出すのは煙ではなく青い空の素
9
きみの閉じた口の線をなぞりたいちょっと上がるその口角も
5
カメの上あごと下あごの重なりの
1
ミリくらいのズレがだいすき
8
久しぶり 聴いたあの曲 気がつけば 涙していた その
理由
(
わけ
)
想う
9
ふくら雀 かわいらしくて 縁起が良い 冬の寒さをどうか乗り越えて
11
五葉松 冬の剪定 合否待つ 感傷浸る 一抹の不安
7
「ボート場は冬季休業です」看板の前を泳ぐカルガモ親子に池は広すぎて
8
カメが目をつむると瞼にななめ上の線が入るそれが祈りで
8
暖色落ち葉の山の上歩くサクサクと鳴り耳触りよき
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