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明け方の
俄雨
(
にわかあめ
)
ふと目が醒めて 夢から醒めて 消ゆる面影
16
春の味 ツクシが少し薄味だ たぶん私の味覚が老いた
5
チビ猫は さむかったらし 一晩中 腕枕にて暖をとってた
16
オフロにて Adoちゃん「唱」を口ずさむ ラップのとこが心もとない
12
夜を泳ぐ魚にはなれないけど私の中で海は脈打つ
7
苛立てる妻の我が身に覚えなし 夜来の風雨 ツツジの落花
9
「いるだけで安心される
先輩
(
ひと
)
になれ」やめてよそんな、遺言みたいに
6
清らかな川に積もりしチリ見つめ 濁っておりとあさましきこと
6
ある意味では天皇陛下と同じかも 上司という象徴みたいな
5
よく似合うオレンジドットのネクタイが やけに寂しい 最終出勤日
9
縁側で 南の光 浴びながら ボ〜としている 至福のひと時
8
政治家は 嘘八百を つき通す 大衆騙され いつか真実に
3
夕飯が 待ち切れなくて カップ麺 なんであんなに 腹減ってたのかな
3
でしゃばりは どの組織でも 存在する 引っ込み思案と バランス取ってる
3
冬なんてさっさと洗って終わりたい連休
目処
(
めど
)
と思いつつなお/冬物上着
13
バスを待つ空から響く白鳥の北帰行するヴィクトリーの列
17
側溝の 流るる水を はねる
陽
(
ひ
)
に 魚影揺らいで 春の天つ風
9
桜散り穴あけパンチの抜きカスもこぼれておちる火曜日の朝
7
あまりにも外の気温が春すぎて今日が私の命日だった
2
春過ぎてめぶく命に散る命張り巡らせるゴキブリの罠
4
十五分早く出るなら先に云え寝癖を直しながらの小言
2
三人で日曜休むシステムが年中無休一人に変わり
2
九十歳たおれた兄を継ぐ人は我が父よりも二歳年上
3
東証の乱高下する棒グラフ横山大観『不二』が見上げる
2
風呂の子に二十かぞえる指示だせばうんこ、うんこ・・・とたしかに二十
3
花散れば青葉の枝に紛れ入りて今は友ある高砂の松
8
東路
(
あづまぢ
)
へ春の過ぎゆく
足跡
(
あと
)
なれや青葉に辿る志賀の山越
11
日本人 いつまでたっても 日本人 全体主義の 教条主義者
1
だらしなく喘ぐためが乳房の ひとつの役割であってたまるかよ
3
揚々と 朝を見上げる 七時半 挨拶もつい 大きな声で
3
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