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おはようの顔を失い うら寂し 夢うつつにてかすかに響く
3
諦めは その決断を毎秒する ってこと 逃げられはしないってこと
6
あの人がイキイキしてた そんな生き方どこで教えてもらえるんですか
4
ねえきみの周りを花びら渦巻いてなにを守っているの?さびしい
6
炊飯器 ひとりぶんだけ炊くのもなぁ 暮らしの屋台骨
他人
(
ひと
)
任せ
5
旅の思い出 タワーとかより そのへんの 人馴れしすぎた鳩のインパクト
8
この気持ちあんたにだけは教えない 準備ができたらその時に、いざ /「殺意」
4
都市を経し寒村の老婆は慾るCartierの首飾の留石 まで
11
身を寄せて 猫はゴロゴロ 聴くほうも 心地
好
(
よ
)
き 不思議な喉の音
20
自然機械解析の夕きざす葦の茎は死を思はず 言葉
9
スーパーに並ぶ豊富な乳製品 ここで暮らしていこうと思う
6
文學の空座を英‐翻訳の辞、売文とは善き惡徳の華
9
あの頃は 戻らないこと
諭
(
さと
)
す
様
(
よ
)
に ようやく咲いた 桜も散った
9
柔らかな陽差しの中で微睡みの 魔に抗って
操
(
く
)
る猫パンチ
9
烏玉
(
ぬばたま
)
の黒い炎の行くところ先は見えねど明かりは共に
5
握手会開催されてる膝の上 肉球すりすり へいきな ねこよ
14
スーパーの米が安いと感じるようなインフレ続けるエグいお言葉
6
死んだと思う父に手を合わせる 不倫相手のことを聞けず
5
ブーケトスピッチャーMAYUMI その姿バンクシーをも困惑させる
4
セール中 思考容量 二割引き そこに並ぶは 私の余り
7
今日の天気 晴れのち終わり 傘はもう 必要ないと アナウンスにて
4
膝の上 4
kg
(
キロ
)
ちょいのぬくもりを この上もなく愛おしむ
晩春
(
はる
)
26
青い空白い雲 翻る洗濯物 涼風吹き込み 生存の許可を得る
6
飛ぶよりもなくならないボールがほしい安い黄色を一ダース買ふ
8
なんとなし形成した畝に植え 世界に轟く 園芸レベルアップのファンファーレ
3
無器用に好きとつたへた言の葉の座礁したままあなたの沖に
8
引退の取消しをした歌手がいる 俺も何度か辞めるを止めた
10
掻きすぎて何か血的なにおいするもうやめようか乾燥の皮膚
13
牛乳のように白くてきれいで純で最初から腐る運命/小説の中の一節
12
その色のうつりにけりも愛おしと 貴方が見つめる
花
(
ひと
)
になりたい
8
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