死のような 人生送る ようならば 命使って 魂燃やせ
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喜びは 命でさえも 差し出して 欲しくなるもの 正直なとこ
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愛という 行為なければ 地は地獄 殺伐として 風が吹くだけ
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神様の 言う通りだと 文句なし そうでなければ えらい損害
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本人が一番辛い その通り 共に暮らしたわが身も辛い
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デカルトは シンプル過ぎる 概念に 世界を描く 無理を承知で
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死ぬ前は か弱くなりて 毒も抜け 天使のように 透明色に
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我思う故に我あり そう言うが 物食わさんとじきになくなる
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微笑みは 甘い香りで 蜜の味 周りに滲みる 砂糖のように
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改札で彼の片腕引き寄せる 彼は私に額を寄せる
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前髪が目に入ってるよ外に出な月光浴後に切ってあげるね
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土曜日に浮かれ油断をする君に 秋の朝には黒のお歳暮
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ろくでもないまちのながめに涙して終わりを知ると夢はかがやく
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顔の左の半分なんかイマイチで愛せるすべ を考えなくちゃ
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悠久の御所の歴史に比ぶれば 半世紀ばかりの初恋ベンチ
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水たまり逆さの君が揺れている真実はいつも言えないままで
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授業中あくびしたあと照れる君それを見てたら眠気は覚めた
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穏やかな日差しを浴びて自転車で平らな道を走っていたい
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半年後終業式が終わった日後悔で泣く想像がつく
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君の目は不機嫌そうに見えるけど実は周りをよく見てるだけ
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酸性雨 僕の心の その中に 君の面影 朧気になり
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ワイシャツを少しダボッとさせて着る細身の君の背に触れたくて
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台風の 晴れ間の中に 見つけ出す 立ち尽くす君の 孤独な姿を
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はみ出した言葉喜び絶望を抑え込む俺という入れ物
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うつし世の先に見透かす薄野すすきので 影なき月を此処に宿して
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傷ついた羽持て余し暗闇でひとり俯く蝶は私だ
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死ぬ直前まで健康であるように要求される家畜も人も
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謙遜で 他人に仕える 人を皆 敬うことは 稀有に等しい
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利己心を 合法化して 生きるなら いずれは挑み 戦う結果
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プライドは 敵意を食いて 成長し 怒りを発し 戦い欲す
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