蚊帳かやの中 放たれし 数多あまたの螢 豆粒の コムローイの如し/火垂るの墓
19
母の味プロと比べりゃ学芸会ちくわかにかまなんでも主役
9
死にました!!俺が思ってる感情を代弁するかのように流布!俺は俺!
5
木陰分け切り通しの空の透き澄みてわが身に翠の風や貫く
10
石ころの中にも稀にキツネ石磨けよ磨け玉なれずとも
12
古池や亀の甲羅に水の円母に子一人空き家予備軍
8
氷足し冷茶作りは夏仕事朝の涼風すずかぜ夏もしっぽへ
19
「なぞのひと?」トイレの中で大喜利短歌 謎解き短歌も作れるのかな?
7
きれいごと言いつづけやうあちこちで出来ますやうに終戦記念日
12
この恋はかたちをかへた自己愛とおもへばさむるこころかしらん
7
蝉の声聞こえ始めた散歩道「おはようございます」人の声のあたたかさ
8
むうむうと 唇とがらせ みるものの 変わらぬ状況 引っ込めるタコ
9
移りゆく肌に感じる風の色「秋だね」と言える人恋し
12
ぜだろうワッと感じるッキング との気配がたんに消えた!
5
玄関で折りかけの鶴を発見し さまざまな祈り込めて無心に
18
酔ひ覚めの浮腫んだ顔をひっぱたけ 昨夜の醜態打ち消さむかな
17
酔ひ覚めの火照った喉と罪悪感 一息に飲め冷えた青汁
17
打ち上げて 散りゆく花火 儚くも 恋の行方を 映すかのよう
9
谷折りと山折りを間違えた鶴がつま先立ちをはじめる夜に
9
愛がほしい君の一番の愛がほしい その手鏡を割りたいくらい
6
朝ルーティン 一仕事終えて ラベンダー茶ラベンダー ほっと一息 今日もいい天気
17
陽は西へ 残暑のほてり 持ち去りて 涼風を運んでくる 黄昏
25
つまらぬは 眠りの窓に うつろいて わが現しには さも現れぬ
6
戦争より戻りし数多あまた現代いまならばPTSDの診断うけむ
10
ご母堂の葬儀出られずホームラン「衣笠」伝説思う盆の
20
年々と夏を超すのが一苦労 花火も祭りもう充分だ
8
先人は満月仰ぎ盆おどり 今宵の下弦に精霊嘆く/ 先人は旧暦の盆
20
雨籠り君持て余しチューハイの琉球玻璃はりの物寂しき色
12
盂蘭盆会 亡母と遊びし手花火の 火薬の匂ひ蘇りをり 
22
亡き長女猫あのこ お盆に一緒は ひさびさで お供えの金魚ぜりぃは おいしい?>「けいにゃん」へ
16