偏頭痛気圧の加減的確に予報よりも早めにキャッチ
12
お供えの羊羹下げて頂いて祖父母の笑顔が思い出される
12
ふんわりと梅のかおる お茶淹れる 「相棒」の相棒おともは紅茶にかぎる
12
人の波深い瞳で見つめてる君の心に触れられぬ僕
13
君が死ぬだけで世界は回るのに人類最後の人になるとは
4
共に観た花火の夜の夏の夢君の笑顔が打ち上がる闇
7
悪しき風邪ぶり返すごと 再びの猛暑厳しき 涼知りし身に
18
モテ期とは三度くるらし それならば老人ホームのマドンナになろう  /まだモテ期が来ない
22
炎天に高校野球湧き上がるこれぞまさしく日本の姿
6
猛暑日にピーポーピーと気にかかる故郷に住む老いた父母ちちはは
12
もう要らぬ猛暑警報未だ未だか早く聞きたいツクツクボウシ
10
金遣い荒い女だ私って 太って痩せてまた服を買う
13
聖餐式も この味イメージなんだけど あれはジュースかな しばらく行ってない
7
めちゃおいしい! 童話の「葡萄酒」理想的 イメージ通りのものができたよ(ウェルチと赤玉スイート、1:1いちたいいち
5
ふるさとに子どもら連れて帰る夏 バスが来るまで涼むイートイン
8
待ち合わせ 何分前に着こうかな 歯を磨く手に 力入りて
12
あの山の向こうに秋は待っている実りの風が頰を撫でゆく
13
旅したい いずこへ向かう 憧憬か 計画ばかり 立てる夏の日
10
駅舎には待ち人なしと知りながら故郷の風に包まれし夜
14
人生を文字で表すことなんてできねど 君の詩を読んだよ
17
乾杯で友と別れに唱和した懐かしきかなヴァヤ・コン・ディオス 〔Vaya con Dios さらば)
11
「あら、りんご。」(というスイーツショップが地元にあります)信州のジャムなんて素敵です 我もりんごジャム ただしアヲハタ(笑)
8
おかあちゃん ねれずによあけに おきていた ちま猫ちゃんは しっているんだ
15
はじめての朝のひかりにすっぴんのきみの横顔とてもきれいだ
17
明日から働き蜂と変身すフードコートも人影まばら
10
「せつない」を説明せよという問に夏休み最後の夜と書く
12
いつも行くカフェに誘ったあなたには彼女がいると さよなら恋よ
14
「また今度」「うんまた今度」交わしつつこれが最後になるかも知れぬ
12
知らぬ間に秋が耳からやってきたふるさとの庭鈴虫鳴きて
11
「氷出す」流しの上の付箋かな「こぼした」一言言い訳も付け
15