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庭に咲くナガミヒナゲシ三本をせつなくも抜くあやめが見てた
22
母
(
かあ
)
さまの介護辛き日赤ベゴがあなたを見ているユーモア揺らし
18
わたしから好きって告げて始めたら枕を占領しちゃってます
4
二人より一人がいいって言われればそうねと思うそんな二人です
10
ゴールデンウィークなればと言はれても週休五日の老いはルーティン
6
川向こふ山藤垂れる木立にて今日聞くウグイスいと美声なり
37
ぎこちなき 初鳴き頃の鶯も 初夏の頃には名人となり
30
ハルシオン バターナイフでひとすくい プレイステーション 羊頭のセスナ
3
寒くても寝返りしてもほろ酔いの幌が剥がれて鳩に宵乞う
4
あまりにも早くくる春,買い置きの包みのなかで枯れてしまった
3
長くてもいいよアナタを聞かせてよヨボヨボになるまで話そうよ
3
世紀末生まれのぼくも吞み込んで世界を変えろ令和世代よ
2
人生を決定できる人になりたかったと食うジャンクフードを
2
夜毎
(
よるごと
)
の薬を切らし這い出した 毛布の外はちょっと寒いな
12
一日が あっというまに 過ぎていき 今年も残り 三分の二
6
悪性の
痼
(
しこり
)
を胸に焼き棄てて少し明るい海に漕ぎ出す
7
新しき令和の「アン」の登場に広がる世界をまた楽しまん
13
旅先の
真黒
(
まくろ
)
の空に
二日月
(
ふつかづき
)
陰
(
かげ
)
なる
球形
(
すがた
)
おどろに浮かび
13
はじまりの熱が恋しい 色あせた本の頁を片手間に繰る
15
甘い物欲す身なれど独り身で買っていいのか柏餅とか
9
葉桜の土手の下には
春紫苑
(
はるじおん
)
愛でられずとも揚々と咲く
23
彼の人の背中をきっと押しただろうあなたの背中を見ている私
4
連休は 大掃除とか 断捨離を できたらいいな (する気はないな)
12
幾千の冷たい手に包まれておんなじ病気で君と死にたい
3
掻きむしり真白の頭蓋を空に見せはっきりとした曇りに烏
3
寝ることで ワープリセット 逃避でも 一回休み これでいいのだ
9
あちこちと動けば猫もそちこちと磁石みたいにくっつき踏まれ
16
連休に 出かける予定 ないけれど 食料だけは ゆるく散財
13
待ってくれもう少しだけ待ってくれ 無事是貴人の域に入るは
9
新緑の隙間に見える青空に犬とステップ尻尾はタクト
14
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