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会いたいと 言えば言うほど 遠ざかる 夜のはざまで ただ君を呼ぶ
17
三歳児 水に顔つけ練習させる中 妹ザブーンと潜って見せ
6
「池とか空とか森とか眺めてみようよそんなに急ぐと疲れちゃうよ」
4
猫たちはやっと気づいた冷却のマットの良さに 夏も終盤
27
僕たちが日々を必死に過ごすのは たった一度の人生だから
8
「君は輪廻を信じているかい?」 「いいや、僕は信じてないさ」
3
ありふれた日々を愛しく思うのは いつの日にか別れが来るから
11
八月は こうも長いと思い知る
草臥
(
くたび
)
れ果ててパフェの夢見る
18
悲しみを悲しみつくせ?フロイトに 中指立てて誤魔化すぜ明日
13
処暑かいな 言われてみれば朝晩の風はしょうしょう涼しくはあり
22
長針の 早くも遅くも ない程の ゆったりとした 生を生きたい
11
堕つ椿 それはさながら 水死体 紅の華 波の成すまま
6
パープルちゃん 花の名前も分からねど たしかにここも 我が家なのだと(ただいま)
15
てくてくと 歩くカラスの 一匹に ちいさな影が ついて来ている
20
季節感 麻痺する程の 猛暑日の 暦の処暑は もふ既に
今日
(
けふ
)
26
日常が一番嫌だ缶ビール二本飲み干し今日終わらせる
16
休日の 楽しき午後の まどろみに やわらかく抱かれ 幸せの夢
12
今日も今日とて親にシャーッと威嚇する 離れたところに行きたい
8
自分でと開けたいぐずるお年頃 力が足りず吹き出るラムネ
12
夏の
児
(
こ
)
が ピンチ背負いても笑顔みせ ただ頑張れと呟く胸熱く
9
﹁別れたい﹂口つく言葉見透かされ伸ばす指先また絡ませる
15
通り雨 きらきら光る 雫にも 潤い感じ 暫しの涼風
28
帰京して 夫婦別姓 はんたいの幹部いる党 みらいはあるか
15
欧米のカップル単位の 行動は なんかのエクスキューズ 同調圧力 \キリスト教敵なジェンダの言い訳か 父母子二人が一世帯とゆう時代性
11
熱風や桜の
枝垂
(
しだれ
)
すり抜けて 大樹の幹も木陰で涼む
18
あるーちゅうの はじめの いっぽは なつやすみ しょうがくせいでも 泡はのますな︵ビールの︶
14
変色を はいだきゃべつは ちいさくて ベーコンにんじん 小鍋でポトフ
20
レモン水飲み干す前にアワアワのたくさんの粒を描きとめたい
9
葡萄棚
吾子
(
わがこ
)
抱き上げ 昔日の母と私の写真のようで
44
夜の分とっておこう十分のいくつになるか数えつつ詠う
9
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