同じこと 楽しく話す お祖父じいさん また聞きたくて 初めてのフリ
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白壁に水面の影ぞ揺蕩ひて おとなひ告ぐる 春日舞姫
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「魔が差した」友人連れで馬鹿騒ぎ ゲームセンター 今、夜何時?
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朝食後コーヒータイム母と子で互いが服薬リマインダー
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将来にまだ夢見てる人たちが語らいながら道路を渡る
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持ち主の退院辛抱強く待つ立て掛けられた杖と尺八
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ズルズルと先祖からの因縁を怖がっていた幼き私
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ブロックで戻れる場所を消したキミ 先見よ進め陰の応援
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たまにはね 下をむいてもいいんだよ かわいい花を見つけられたりさ
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春先と秋口豊かに揺れる麦風吹き散り舞う二毛作
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今の世も不正のおおう政治なり 2.26の蜂起の怖れ
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夕食後二階にゆくと言うところ帰ると言ってひと騒動に
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一人きり心細い日 背に貼ったカイロの優しい温もり沁みる
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神様がいるんだって 人の形をしているし 血も赤色だよ
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居酒屋のスピードメニューの気分 ダラダラ最後まで居残り中
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ぎゅっとして抱き締めてハグして抱擁して抱いて助けてほしいや
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露あがり陽に睨まれたアスファルト 放課後の帰路想うガソスタ
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掌重ねて歩む老夫婦 歳経るごとに深まる想い
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スカイブルー どうやら私に似合うらしい 浮かれて春の服着て出社
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鍋の具が詰まった袋を持つ右手 小さき花を包む左手
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にゃーと呼ぶ ハミガキしている母を呼ぶ おかあちゃんどこー、はやく寝ようよう
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育休を取るかどうかで悩むのは我ばかりなり お前は誰だ
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犬散歩君はどこまで歩くのか 風は強いし鼻水ずびずび
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気がつけば 花 春 ばかり詠みまして ビュービューとなく風 厚着の私 
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「上手だね」「練習してるの?」「頑張って」味方の振りして馬鹿にしやがって
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新しく揃いの携帯色ちがい並んで座る老の脳トレ
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世の中の様々なこと知らずとも人は生きられるベッドの上で
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明日からは下界くらしに戻る吾一期一会の四階の空
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干潮に君は夢中で君探し満ちるのをそっと待ってたんだね
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できあがるヒエラルキーのピラミッド、観光みたいに下から見上げる
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