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寝たきりの母しかいない一階でガラリと開く戸ニャンかたまげる
22
古古米も古古古古米すら届くまい小さき店しかなきこの町に
20
香り立つ君影草の一叢を亡兄へ捧げん皐月尽日
25
ついたちに始めてみるのはおもはゆく きょうを選んだわたしのかわいさ
15
ひさびさの実家や 母のTシャツを 借りて着るなり 我のは汚した(アイスクリームの練乳で😅)
14
美しい雨の名前を一つずつビーズのように通す休日
32
布団上融けてくるくるバターの身夢とうつつを行きつ戻りつ
17
虫眼鏡で 本をたどる みえるみえる そういう父の 年齢になる
17
全部あなたのためなのと喉奥にねじ込まれる愛愛愛怨怨怨
3
朝鏡 好きだった香がふと揺れて 母に似てきた肌に気付いて
12
自分なり幸せな方選んだよ 昔の私あなたも私
14
真夜中の 市営プールに しのびこみ ハダカになって 短歌を詠んだ
6
千萱
(
ちがや
)
の穂 梅雨を匂わせ吹く風に
己
(
おの
)
が命をふわり託して
21
情報の海で溺れて息詰まるそれでも何かを求めて潜る
21
東京のすみわたるそら雲ひとつなし太陽は西にかたむく
7
新玉葱
(
しんたま
)
を スライスにして かつ節で シャキッと初夏の 味覚楽しむ
33
どこでもドア あったらどこへ行こうかな そんな会話と君が愛しい
11
幼い日 父の背中で 隠れ見た 紅い満月 目が離せず
9
観覧車 ぐるりと廻って ゴンドラを 降りたら君に さん付けやめる
15
老医師が往診のたびに持ち帰る折り鶴の群れがいま北へ発つ
11
雨後の風 マスクを取りて 吸い込めば お日様の香と 濡れた土の香
23
噛み合わぬ 議論に疲れ 抱きしめる 子の温かさ 全身に染む
18
梅落とす雨に降られて風薫り山が笑った五月も終わり
42
命よりスマホが大事! 当たり前! スマホなくして生きていけるか?
5
川
(
かわ
)
流
(
なが
)
れ
大海
(
おほみ
)
還
(
かゑ
)
りて
雲
(
くも
)
と
成
(
な
)
り
地
(
ち
)
に
降
(
ふ
)
る
雨
(
あめ
)
と
還
(
かゑ
)
りて
参
(
まゐ
)
れ
7
切らしてる保湿クリームの代用に日焼け止め塗る 夏の匂いだ
9
母がいるベッドはとてもあたたかい 今日も明日も楽しくまいろう
33
雨が好きというよりも雨が好きでいたいだけで ただそれだけで
14
ちょっとだけいいよね…なんて気のゆるみ体重計はお見通しです
19
積み重ね それが何かに なるだろう そう信じてただ見て見ぬ振り
5
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