山里のジジ工房に炭火起き 爺ハム作り婆パン焼く幸せ
32
あゝあの人に伝えたきこの二文字 されど伝えれぬこのはかなさよ 
7
學生の 青春散らせし 時代ときとぞ思ふ あゝあの人に 二文字を伝え
8
八月の 島の暑さと 飢えにより 貴様も見ずに あゝガ島にと
3
枝桜 積は白き 桜かな チリしときは 鴇色にそまる
4
葉桜の 散り初めるときと 問ふたれば 秋風ぞいつ ふきさらしたか
4
桜散る 季節はいつと 問ふたれば 黄色き花が 咲き誇るなり
5
桜咲く 陛下の城の 外堀に うつるは古都の 名残なり
4
おとといはぼやきながらに長袖さがし、今日の津軽は猛暑日となる
11
警報にリハジムためらう我に喝! 先導の妻 滝の雨にも
28
夏祭り 太鼓の打ち手も人不足 中高生が後世繋ぐ 
22
友達に短歌やってること言えば ちょっと奥さん、乙女ですってよ
34
ぷにぷにと 俺の二の腕 揉みながら クロスワードを 解いているキミ
8
ぷよぷよで 俺をボコって 上機嫌 今日はこのまま 寝てくれと願う
6
見た感じ 何も変わって ないけれど 資格を取って 違う自分に
12
髪色をピンクにしたと聞きました  似合うだろうね。好きでごめんね。
8
最後の日お土産にくれた牡蠣せんべい  今も机に置かれたままだよ
6
人生に後悔無しと言う母に口八丁は強がりと思う
28
恋人じゃなくてもいいよ例えばさ相棒とかさソウルメイトは?
10
液晶に照らし出されるささくれの影絵をめくる右のおやゆび
29
浮かんでは あぶくのやうに 消えていく 短歌のカケラ うたかたの夢
25
ゲーセンでかつて夜じゅう踊り明かし その時の相方ともが いまの朋友(てか、元々は高校の同級生だ(笑))
18
美白とかキョーミなけれど たまにはね 化粧水くらいつけてみるべし(犬猫と一緒に暮らす人用化粧水)
19
猫のは宇宙に似たり 照明のひかりが描く小さな星図
25
泣いてても始まらないことは知っているけど、泣いていないと終わってしまう気がして
8
着信が響いて起きる午前2時の即時出社の逆シャアの音
9
爪切りが裸眼じゃつらくなってきた些細なことで衰えを知る
18
死にたいとか 全てやめたいとかないけど 別に死んでもいいなぁ〜と思う
6
寝苦しき昨夜よべに夢見し君はだれ再び出でよ今宵の夢に
29
雨宿り二人の会話に花が咲き 上がる雨にも気付かずいたり
17