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鉄塔が並ぶは夜の国道沿い 白い息吐く私は怪獣
8
ちょっとでも喉カユ再発・即殺菌 ヴィックスドロップそろそろ尽きる
14
染めたての艶やかな黒にひらり桜 幽玄の君はまるで春の季語
6
君に会った人全員が君のこと好きになる 溶かされてだめになる陽だまりの心地よさ
5
初自炊送られてきた写真には湯気立ちのぼる炊き込みご飯
24
夕飯の完成写真送られて母の役目は誉め倒すこと
20
暗がりを抜ける
径
(
こみち
)
にきざまれた階段を降りあの日へ帰る
12
「何も無い」が有ると話に聞く宇宙の外を想像する難しさ
8
趣味が増え やりたいことが ぶつかって おはじきみたく 何が残るか
9
病院の待ち合い札を栞にしミステリー読む 結末恐し
19
靴型の雪が車内に落ちていて誰が乗ったの始発のバスで
22
自分だけ 愛されようと 思うのは 虫が良すぎる わがまま過ぎる
5
さよならを 言えずに別れ 会えぬまま どこかでいつか また逢いましょう
6
真水より体に取り込みやすいから悪意も善意も混ぜこぜで飲ませて
7
目薬の 順番違え 仕方なし 小さなミスの 連鎖反応
3
コロナとか インフルエンザ 流行る中 決死隊やで 児童館にて
5
年を取り 満身創痍 貧しくて 未だ修行の 道折り返し
4
冷えた耳包むその手の温もりは出会った頃と変わらずにあり
23
墨汁の香の清しかり冬陽差す部屋に手本を
浚
(
さら
)
うひと時
32
そういえば去年も今頃悩んでたカルディの豆うまく淹れるコツ/二千五百円の福袋
13
四半世紀呼ぶ名わすれた兄のこと兄だとわすれたことはないのに
14
味噌餡も良きものですよ😸 と申しても 花びら餅しか知らないけれど
11
なにもないただ素晴らしい日だったと 湯たんぽ抱え微笑む夫
14
首傾ぐ哺乳類のオスの乳 飢餓に備えて役に立つのか
11
心臓の音が轟く午前二時 眠りの外におちてくばかり
15
つぶつぶの 白き毛玉の ニット帽 君の
遺品
(
かたみ
)
を 明日も
被
(
かぶ
)
る
29
撤退に 撤退続く 人生の 下り坂かも 結構きつい
3
ぜんざいと汁粉の区別がわからないただわかるのはどちらとも良き
11
わが声とてのひらさがしなく子らのうすべに頬のやわらかなこと
12
相棒は観たいが眠気に負けそうだ お正月のも昨日やっと観た
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