さく甲斐の なきゆえなのか あるじなき ばらのいろさめ 往時もみえず
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エノコログサ ファンサを求めて道路脇 「タッチしてくれ」と前傾姿勢
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朝から秋🍂の涼しさかな、昼間はまだ残暑でふたつの季節感じます
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下らないの意味がわかり、西方上方はすごかったのですね。
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通勤、痛勤、ツウ近、摘う金、tuukin、あなたのつうきんは?
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ドリンクバー一杯だけでは元取れぬ三杯課す我、多分「標準」
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日がし方 あるかなきかの あかるさが いまはかんじぬ あつさひきつれ
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めはかすみ みみはうつろに ては鈍麻 ただただひとの ことばがひびく
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数字も足したり引いたりじゃなく誓ったり殴ったりしてみたいよな
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俺ばかり辛いキラキラした世界みんな普通に呼吸している
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夜な夜なに 閻魔蟋蟀コオロギ ピロピロと 爪をきる夜 あす満ちる月
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髪拭き用タオルに穴があいている ちま猫ちゃんはなんでもかじる(苦笑)
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ジャガイモは 私に命を救われて 冷蔵庫でピンと根を張る
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背の高いグラスに積んだ贅沢にパフェと名付けて飲み干した夜
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こうやって人は奈落に堕ちるのか筧千佐子の再現ドラマ
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星屑のひとつも見えぬ暗がりを泳ぐあなた烈日のよう
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ダラダラと 滴る汗と  結露水  私とお茶で  汗かき大会
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ステージに手が届かない恋胸に仕舞ってもなお憧れさせて
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幾千の石器の居並ぶジオパークいかな歴史を見てきたものか
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工場は倒産しても手に残る服を切らずに解く方法
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九ちゃんの柔らかな歌に抱かれていだかれて白寿の媼はくじゅのおうなは静かに旅立つ
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幾度目の命吹き込むために裁つ使い古して解いたエプロン
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どんな時代ときも 月を見上げて 想うのは 心に住み着く あなたの笑顔
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あんなにも月が綺麗な夜だから 君思い出して泣いてしまった
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ピンクリボン 他人事ひとごとではない 検診行こ 我もそろそろ今年の予約を
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富士桜 貴女の必死の 姿見て ここまで来れた 感謝尽きなし
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左耳跳ねるギターにキャウ!!と鳴く気付かれぬよう叫ぶミッション
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ひとのこと屑って言うな星屑は瞬いてんだ街の灯の陰
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妹は「左の足が無くなった夢を見たから気をつけて、兄」
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呼気、吸気 心の鼓動の隙間にはほんの僅かに死が織り込まれ
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