晴れた空心落ち着くあの色は神様のチョイスかもしれない
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高齢の夫の趣味の畑仕事茄子の豊作貰い手探す
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腰痛の私を友は芋掘りにぐいぐい誘う殺意感じる
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ちま猫は 姉猫あねの4倍うごくので オヤツひとつぶ余分にあげる
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幾年を耐へてれ屋の中庭に主を持たぬ柘榴の実る
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知らずとも海の色なすひよどりの空の唄ひぞとよみけるかも
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幸せでいつづけるため努力する。多分死ぬまでそうなんだろう。
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赤いね、となぞれば赤いね、とあたらしい傷を与えてくれるひと
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風に乗り 拾いそこねた髪の毛が届かぬ場所の番人となる
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音源は自転車に乗る怪獣 音痴な花唄はドップラーのせい?
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気づかない「私」はきっと麻痺してるもう戻らない昔の夢に
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「首元がすーすーするので嫌です」と 校則違反の黒 まっすぐに
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青白き秋の月が香りだす ジャズをかけて餃子を包もう
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君の香を拒絶するんだ本能が 同じ過ち2度と犯さぬ
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他人の子騒いで転がっていても殴られぬ子よ そのまま育て
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逢えなくさ なるし抱きしめ帰ろうと お腹キミ通せんぼ 大きくなったね
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パフスリーブ はやっているか あのアンeも ねだっていたね 百四十年前
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できるだけ めがねかけない アラガイ派 たとえ「苺」が 「毒」にみえても
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万歩計 カウントされぬ歩みでも 長く続けと 母見て思う
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ずーずーと机の隙間で息をするダメな私が見つからないよう
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わたくしはヒトに誕生うまれて幸福しあわせです 獣血を受ける皿の如くに
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取っ手ない重い荷物の積み降ろし勤続疲労指先に来る
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雑草刈り ひっつき虫だらけの夫を 笑顔で労い 鼻からため息
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愛らしいうさぎの栞挟みつつ 赤毛のアン読む秋の夕暮れ
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口を閉じ 耳塞げども 溢れ滴る この気持ち 錠剤で穴を 塞げりゃいいのに
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闇の中 驚き逃げる 猫一匹 お前は今日は どこで寝るんだ
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拭えども拭えども まとわりつくこの気持ちに なんという名を つけたものかな
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せり、なずな…は言えるが 秋の七草は 途中で詰まり 本をひらけり
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物忘れ亢進するも功徳かな既に彼方へ今朝の出来事
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機械から人になるため金曜は美味しい肉を食べると決めてる
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