一雨の ごとにこの肩 のしかかる 秋の気配が 忍び寄る夕
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お帽子さん ろうかにほしてる きになるよ ちま猫ちゃんは ちぇっく・ガサガサ
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ベルばらの作者も歌を詠んでいて本音つたえる三十一の薔薇
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ベルばらをはじめて読んだ叔母の家愛と運命さだめと革命は濃く
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タオルならふわふわよりもガーゼ生地汗かきさんのこだわり 残暑
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布ひとひら浮かぶ人工河川やがて来るだろう裁きなど忘れつ
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鍵穴が合わない夕べ地階にて癌検診の通知受取る
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大陸の高気圧より🌬️冷風吹き込み、暑さもひと段落、北の国では、⛄️冬準備のCM
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何よりも 誰よりも好き 木の匙でみぞれをくずす君の横顔
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鞭を打つ 老体ちょいと ドーピング スプレー吹く エアーサロンパス/久光製薬のステマじゃないですw
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ファミコンの 時代にまさか この箱が スポーツなるなど が知り得る
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出来るならシブサワ社長の寵愛を受けたいと思うセルフレジ前
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期せずして三度帰省のこの夏に 悲しみの中にも故郷は嬉し
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かき氷(ミニ)で芯まで冷えて さむけする ニンゲンそんなに「ひやあつ」だめね>皆様もコメダの逆写真詐欺にはお気をつけて‥
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履歴書に趣味は「旅行」と書いていた 自分を見つめ直す旅もいいもの
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この時代「着る」ことよりも「着こなす」が 大事なようださっぱり分からん
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枝豆もアイスクリームも先輩も凍ったままでずっと寝ている
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オシャレして電車に乗って一人旅 デビューする日は夏の終わりに
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恋愛を楽しむ事も出来なくて潤いの無い人生だなと
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あまりにも通じないから「君の星ではそうなの?」と言いたくもなる
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三十一みそひとに思い巡らす夕まぐれ脳内生成「な・ま・ちゅ・う」の音
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振り向けば水を浴びてる我が息子ここはプールじゃなくてお砂場
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公園にトンボの群れが飛び交って秋が来るよと知らせに来た様
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校庭にこの声聞けぬ夏休み寂しさ覚え秋学期待つ
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夜の華 笑顔で紡ぐ淑女らのはかない恋は嬉しく悲し
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いつもより多い気がする狐火が境内を舞う祭礼の夜
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13夜月🌔、紫式部と平安時代を思い出す、好きな月
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ジャイアンツ負けてもまるで勝ったかの如き見出しの読売紙面
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きっとこの余白の方に本当のあなたを見つけるEpiphanyそっと
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夏の終わり コメダでようやく トロピカルかき氷にて 夏とサヨナラ
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