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トヨの上を滑り落ちゆく雪のように 飛んで行けると夢想した頃/子供の頃 屋根の上で
13
来年も一緒にいたい そんなにも 大きな願いであることもなく
24
仕事では 細かいルール 遵守する 人も無視する 制限速度
3
日本人 右向け右の 性格は 親から子へと コピペーされる
4
叫び声 大きな音に救急車 翌朝見たのは 通路に血痕
8
来なかった死と同じくし生もまた用心深く私を避けた
11
ああ何で忙しい日に出遅れて焦って悔やんで開き直って
25
恵方巻き 『私を選んでとばかり』に笑ってる さて、どれにしょ
6
有り余る人とものとに囲繞され今日もつぶやく自然法爾と
11
言の葉を きょうも紡ぎて 想うこと 何気ない日々 こころ動く幸せ
8
春風はトリガーとなり丁寧にかけたカーテン雑にめくって
7
人肌のほどよき紅に湯煎され今日のつとめのこのほかになし
14
「『ナマコ好き』ってワイの一番あかんやつ」言ってみたいな軽い調子で
11
百均のデザイン良すぎるバーコード見失いつつセルフレジする
14
あんたらはどれだけ楽をしてるかと惰眠貪る猫に言えども/家猫
22
降り続く新雪の上点々と猫の足跡よく生きておる/野良猫
19
淹れたての コーヒーの香りは 僕をまた 君へといざなう 飲み終えるまで
11
駅が好き 電車が好きで 毎日の 通所は吾の パワースポット
27
チビ猫が ねこベッドから 生えている 壁に映る影 やっぱり猫耳
22
消雪パイプ
(
しょうパイ
)
の出づる処に除雪来ず 道幅徐々に狭く成りぬる
14
節分の朝に 歪なりんご剥く マーラーカオは 正義と思ゆる
22
カーテンを引けばもったいないほどのひかり届きし節分の朝
24
なぞりゆく 結露の窓を 子らの手が 静まる野辺に 夜はぼたん雪
7
外うちに鬼福分けずにしなやかに 人生をゆく一度きりだし
17
やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
52
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ
明日
(
あす
)
は立春
30
やんわりと 季節を分ける 陽ざしかな しっぺ返しあれど きょうを楽しむ
7
「マシュマロが好きなんだつて」日曜日さらに膨らむきみたちの頬
13
笠間焼 先に洗って仕舞いおり 小さき手のなか成したコップを
9
選挙戦 最後の追い込み 未だ尚 決まらぬ我が意 何処に託すか
8
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