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節分の 準備整う 観音寺 観音扮装 懐かしパレード
29
ピースする 腰の高さの 変顔を 撮りて思うは 「我が息子」なり
9
遺言を聴ひていたのかひび割れたスマートフォンは蛍のひかり
13
うたを語りうたを愛せし剃髪は正岡子規に似たるよこがほ
14
入滅は昨年だつたと知つた日のこたへあはせのようなスワイプ
13
夜空より暗き箱部屋 蛍光花 世界の端っこ心で照らし
21
停止した爺の蠢くパンチパーマ博物誌へと寄稿したまで
3
美少女に 擬人化された 元ネタを 語らうことを 何故か恥じらう
6
チョコレート ああチョコレート チョコレート 何もなくても ざわめく二月
11
だとしても支持者に責をなすりつけ言い訳しちゃうどうなんだろな
19
神の矢を背負ふ戦は
夢弓
(
むきゅう
)
の陣 馬群の間隙 狙い見定め
16
やわらかな毛並みの犬を思い出すあなたをなでるまどろみの朝
9
右側に白く連なる工場棟左裸木の富士見通り徃く
14
十年も前の
容姿
(
かたち
)
で孫探す下校の子らに夕陽のあたる
21
蒲鉾のやうな雪道に足取られ「きゃっ」と叫びて飛ぶ女学生
8
君の横 すでに女の 見えつらむ 無駄と知りせば 恋せざらましを
24
もう生きる方便無くし茫として不思議ゾーンに差し掛かるのか
11
今見れば二〇〇〇と四つこれ五つ作ってました飽きもせずまあ/投稿数
25
チョコ成分 補給をしたら またベッド 5時になったら 薬を飲もう
21
年月
(
ねんつき
)
はもちろんのことこの 頃じゃ
日
(
ひ
)
時間まですっ飛んでゆく
20
宴の儀 歌の剣舞は華やかに 刹那ひと突き片目をペンで
17
篩
(
ふる
)
いかけ落つを嘲るお殿様 痩せる庶民の
腸
(
はらわた
)
抉り
16
聞こえてく 夫のサックス 初心者 そっと耳澄まし がんばってねと
10
ゆうゆうと冬田の空を旋回すトンビ眺めて通院の道
37
眠れぬ夜 羊かぞえるのはやめて 牧羊犬を走らせてみる
29
一通のメールはカンフル剤となりインセンスの火はひとすじの煙
27
行ズレやルビの反響、並び文字Utakataアイテム ザクザクなのね
12
触れなくも七十年代曲流る 頬赤らめる我 見る人もなき
16
幾たびも出し入れしては思い出の甚吉袋や『おわら娘』の
12
原詩とも夢ともつかぬ歌の香は満つる月みて蕾ひらかせ
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