余すことなく口づけて 日輪に愛された跡を消してみせてよ
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寝不足加速 眼ショボショボ 冬はショボショボ ショボショボ 合わせてショボショボ ショボショボ
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キスくらいプログラミングしてあると上目遣いでペッパーの意地
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無理矢理に脳の傷みを葬れば愛は此処だと心が叫ぶ
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やがて落ちゆく花たちを嘆いてたきみの紅茶に芥子の花弁を
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ひとひらの人生なんていうなれば"NullPointerException"夕陽に消えた蜃気楼たち
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歌屑をひとひらひとひらちぎり入れ硝子にまはす万華鏡かな
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みづ玉のほの明き吐息しきつめるまろき桂の冬への小径
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植物と交感しあふ影うつす白壁のうすき以心伝心
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時間がまだ「海」と呼ばれていた頃を知る美しき横顔のひと
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少年に道を説くのは嫌いだけど 大人は長いほんとうに長い
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闇龗くらおかみやどれる沢のもみぢ葉は十束剣とつかつるぎの血しずくと見ゆ
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うまさけの→三輪ばかりではうら寂し テロワールこそ八百千万やおちよろず
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温かな 誰かの青春 眺めつつ 半額になった弁当をチン
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下心無いことも無く読みふける 寂聴訳の源氏物語
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キラキラもトキメキもなし友もなし それでも一度も吸えなかった煙草
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しなくても良い苦労などしなくても良いんだ 連鎖 止めて良いんだ
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雨ふりに零れおちくる歌屑のほつりほつりと染み入りそむる
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メスmethマリファナmarijuana コカインcocaineヘロインheroineオピオイドopioid…虹色の禍に染まる街角
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むらさきの雨に濡れつつこの星にきのふ流れし泪を見つる
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思い切り 君に殴られ 殴った日 きっとボケても 思い出すだろ
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薬局で生まれて初めて買った紅 自分のことを好きになりたい
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「こうせねば」と焦ってしまうことこそが僕の歪んだ「したいこと」かも
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実物に会っておどろくあの人の名前に顔や声があること
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一時間長きあはひをいただきて眠りに捧ぐ冬のはじまり
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窓辺より風の吹く日になに飛ばさむ こころ ことのは このみ 飛ばさむ
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不公平不条理は此の国に住む正道と言ひ星条旗揺る
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終電はみんなやさしい今朝おれをカバンの角で殴った人も
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うたくずを拾えるときは胸郭の内||オア外が雨降りのとき
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手蔓藻蔓テヅルモヅルのゆびさきは 嬰児籠えじこ やさしさ帯びてもだにたゆたう
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