「今日のラッキーアイテムはパーカー」と言わんばかりの並木通りだ
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自堕落な 二度寝に対する罰として 夢の国から あいつが来るよ
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愛しき子、食べるペースが遅いだけ われ動転し医者にかけこむ
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たからものギュッと手の中にぎりしめ、なくさぬようになくさぬように
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花が散り息をひそめて冬を越え、再び芽吹く自然のちから
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目の前でぐっすり眠る愛しき子、私の寿命をわけてあげたい
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ウグイスが知らせてくれる街中に 今年も春が巡ってきたと
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ベランダで春を知らせるウグイスのさえずりを聞きさあでかけよう
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風呂の中 われ膝抱え寂しさを 重しをつけて沈めてしまえ
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あったかい パンとベッドのある部屋に とどまることを よしとしない人
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世界一 美しいはずのきみのこと きみだけが知らないままでいる
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「春ですね。次の冬まで、ごきげんよう」 死神は笑い 消えていった
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春日傘日差しがより良くなる間 私が先駆け母が後ろから
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居残って 琵琶に励むギターの練習 その理由よし君の姿を残業する 見ていたいから君を見るため
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希望とか夢とかちゃんとありますし  抱いて叶えて行って帰って
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私という何かしらがある幻想を維持するために昼飯を食う
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くるしいって かたることばは べんりだね ぼくのこころを ひとことでいう
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あなたさえ頷けばいい数多ある罪のすべてを負いたい身体
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桜にも気づかないほど 顔を上げて歩くということも忘れて
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布団から顔だけ出して窓を見る まどろみの中、ふと浮かぶ顔
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ふきのとう無邪気な顔で我に問う「なになしとげたのこのいちねんで」
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隣り町の東山田の 「六天の魔王寺」のお寺様の苗木に お茶をそそえぎる
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防錆の鏡の前で顔洗い一日あっという間に終わる
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かなしみとうれひのちがひ説く君のうつむきがちの白き横顔
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水枕ゴムの匂いを嗅ぎながら  氷が溶ける音を聞いてる
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日溜りに隠るあの日の僕が言う「愛など知らぬ」など偉そうに
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しかしその血を数分間止めたなら復元不可能になるデータだ
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このお酒飲み口スッキリいい気分アルコール分沈んでるけど
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あの門の 少女に伝えてくださいな 「あれを受け取ってはいけない」 と
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あの人を遠い存在にするために Bluetoothのキーボード買う
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